焼菓子の気ままにっき

クッキーがついたーじゃ書ききれないこととかをここにまとめておくだけのやつ

三頭山登山報告書

突発的な思い付きで始まった三頭山登山報告書、はっじまるよ~!

ということで、前日に突然三頭山登山を計画して登山することになりました。今回はその報告的な物です。レポートって言うべきなのかどうかわからないよな

もくじ

0,計画

まあ前日に突然登山しよう!なんていうバカみたいなことは言いましたが、そんな簡単にほいほいと行けるものではありません。

どんなものでも、やっぱりそこに行くまでのルートだとか、当日どう動くのかだとか、どういう道具が必要なの
うるせ~~~~!!!!!しらね~~~~~~!!!!!!!

FINAL FANT

  ASY*1

前日にそんなこと突然考えてる奴が計画を立てるわけないだろ!いい加減にしろよ!

嘘です。流石に少しぐらい立てました。それはもう砂に割り箸を刺したぐらいで。*2

まず、なんで三頭山にしたんだっていう話なんですけど、その前に過去に筑波山に行ったレポートは読んでくれたでしょうか。

henkotu-kasi.hatenablog.com


読んでないよ~!って方はこのブログの4~6から見ると大体分かると思います。良かったら全部読んでね。まあ読まなくてもいいんですけど。

話を戻します。あの後に「他にも行けそうな山調べてみるか~」と思って調べていてちょうど見つけたのが、三頭山なんです。

ちなみに、読みは「みとうさん」です。間違えても「さんとうざん」なんて読んではいけませんよ。三頭山は未登山で私はこれで三登山!なんてね、はっはっは!すみません。
他にも近場の山ってのはあるんですが、当時の私は何も考えていませんでした。そりゃ前日に行こうって考えた奴だからね!行ければいいんですよ!

今度はルートを調べよう!って思って、電車でどれくらい行けるかなと調べました。
自宅から~!山の最寄りまで~!2時間!

2時間!?

2時間!?!?

前に焼きまんじゅう買いに行った時と同じぐらいの長旅じゃないか…たまげたなあ…*3

とりあえず最寄りから山のバスを調べることにしました。筑波山も結構遠かった覚えがあったので、そこは抜かりなく調べます。これが時刻表。

西東京バス時刻表 | 交通案内 | 東京都檜原都民の森

都民の森、というのが私の向かう山の入口のような場所です。うーん。少ない。
山に対し一時間にそんな何本も飛ばすのは圧倒的に非効率というのはわかってはいますが、やはり少ない。
本数が2時間に一本くらいしかないということは分かったので、あとはバスの時間に合わせて電車をセットします。

…さて。私は連絡バスというのを知らなかったせいで「これは業務用だから一般は乗れないだろうな」と勘違いしていたのですが、実はこれでも行ける、というのが帰宅後判明しました。

つまり私はバカみたいに明日早く起きないといけない、と思って、起床時間は遅くても5時ということにしてしまいました。
私の睡眠時間は7時間ぐらいなので、10時に寝ないといけないわけですね。

あれ?そういえばバスから山まで何時間だろう?筑波山の時は体感30分ぐらいだったので、それほど問題は…

「70分ぐらいはかかるよ」*4

う、うわあああああああ!!!!!!!!ただでさえバス酔いがあるっていうのにお前!!!!!!今からじゃ酔い止め買えねえぞ!!!!!!!
私は半ば絶望しながら、その後の登山時間やらを考えていました。泣きながらね。クッキーでも泣くんだぞ!

登山ルートに関しては、この人のブログを参考にしてブナの路ルートで行くことにしました。

yamahack.com

右から左に進みました

最初に一気に登って、下山ではゆっくりと下る感じです。

筑波山では結構急なせいで私は本当に散々な思いをしたので、ゆっくりとしている方が良かったんですよね。精神的にきついのはちょっとね

ちなみに、この時になんで調べなかったのかは知らないんですけど、山頂に店があると思い込んでました。筑波山みたいにあるわけがないだろうが。

さて。そんなこんなで、登山の準備をしてTLを見つめていました。登山前日は、とある即売会があったのでそれはもう賑やかでした。
まあ、私は行けなかったので山に行くことにしたんですがね!ガハハ!

キレ散らかしながら睡眠の布教をして、私は就寝しました。持っていくものとかは行く途中で用意すりゃいいか!の精神です。バカだね~!*5

1,いざ出発

予定よりもかなり早く起きられました。4時って。
実はこれにはちょっとした理由がありまして、あんまり寝つけなかったんですよ。
旅行前は興奮して寝れない、とかそういうものではなくて、ただ単に早く寝たせいで体が混乱して、妙に現実味のある夢ばっかり見せてきたんですよ。
ベッドの上から起き上がって動いたのに、瞬きすると元に戻ってるみたいな*6、そんな夢ばっかり見てたんです。

初手から精神的に削られつつ、なんとか現実で起き上がれました。不健康な生活がここで響いてきました。

この季節であると、まだまだ外は暗いです。空もじんわりと光が満ちていく感じで、やっぱり暗い。何より目が辛い。開けるのが辛い。

深夜にちょっと飲み物飲むか、って思って廊下まで歩いて電気つけた時並みにきつい。

この時は、光に慣れていないというのと、先ほどの夢のこともあっていつもよりもテンションが低めでした。

しかし山に行くと決めた時点で私の行動は変更できません。朝飯のパンをギュッと*7圧縮して飲み込んだ後、外出用の服に着替え、見た目も変えて外に出ました。クッキーのままだと怖がられるからね

この時点で大体午前5時ちょっとです。ここらへんからようやく空が明るくなってきました。街灯が消えて、道もある程度見えるぐらいです。
睡眠を布教したからかそんな徹夜いない?と思っていましたが、全くそうでもありませんでした。RTした絵に対する反応がバンバン来るので。RTしたツイートへの反応は通知に出さなくていいと思う

近くのコンビニで飲み物や菓子、あと登山中に食べる食料もいくつか買って、駅へと向かいます。

食料のおにぎり。これが後の昼飯です。

飲み物の水ゼリー。物凄くスーッとする。

おやつのチョコレート。業務用と言わざるを得ない微妙な甘さと雑味。

撮影を忘れていましたが、これ以外にもアクエリアスを買っていました。流石に水ゼリー常飲はきついので。

ゲッホウォエッくっさ!!!!!!!!甘い匂いキッツ!!!!!!

先にちょっと開けとくかと思った私がバカでした。開けない方が良かった。甘い匂いは好きじゃないんです。

私はそんなことにキレ散らかしながら、ガラガラに空いている電車に乗り込みました。

やっぱり早朝だからなんでしょうね、席を二つ独占しても問題ないぐらいにはがら空きです。なんなら反復横跳びしても大丈夫なくらいには余裕です。しませんけど。

電車から電車へ移り、少しずつ人が増えてきました。でも、その人たちは仕事で乗っているようには見えません。
やっぱりGWだからなんでしょうね。旅行に行くのであろう家族連れであったり、私と同じ山に行くつもりであろう装備をする方々だったりと、休日を満喫しているように見えました。良いね!

私はそれに平和だな~!と思いながらまた電車を飛び飛びしながら景色を見ていると…山に近づくにつれて、どんどんビルや家が消えていき、畑が広がり始めました。

THE 田舎

前の焼きまんじゅう遠征でも見ましたが、やっぱり田舎の景色って心が落ち着きますね。
都会のやかましくて不気味な静けさを持つビル群とは違って、田舎の景色は穏やかでほのぼのとしています。見慣れていないからそう感じるだけかもしれませんけど。

やっぱり東京から離れたらこうなるんだな、って思いながらマップを起動してみました。

東京じゃねえか。バチバチに東京じゃねえか。都会どこだよ。

驚くほど東京でちょっと笑ってしまいました。私はどうやらこの都会を田舎だと思っていたようです。ちょっと騙された気分です。
畑を見てる最中に「でけえ草原があるぞ!」って驚いてましたが、それもただのデカいスーパーマーケットだったりもしました。私の純粋無垢な心をだますのはやめるんだ。いうて純粋というほどもねえけど

そしてそんなこんなで到着しました。武蔵五日市駅です。

正面撮ってくれ。これじゃどこだかわからねえよ。天井が良いことはわかったから、正面の写真をくれ。

この駅のホームにはステンドグラスがあって、かなり綺麗なのですが私は撮り忘れました。行く人は是非見てください。

それはそうと、今度こそ正面の写真を…

何の写真だよ。確かに正面の写真だけど、その変な噴水の写真を撮ってほしいわけじゃねえよ。

…確か撮影をしたはずなのですが、なぜかフォルダ内には一枚もありませんでした。私の記憶違いだったようですね。自分の目で確かめてくれ。*8

バスの出発時刻よりも15分ぐらい前に到着したのですが、もうすでに20人以上は並んでました。一足遅かった。

バスの人によって列を振り分けられ(都民の森以外にも別の行き先があるらしい)、それでも全く減らない列。座れるか不安になりながらも、バスに乗り込みました。

先ほども言ったように、私はバス酔いだけはダメなんです。なのでなるべく景色が見えるような窓近くが良いな~って思いながら席に座りました。

バスって後ろは二人用四人用、前は優先席と一人用、あとなんか自意識高めの椅子があるじゃないですか。失礼だよ

私の前には、それはもうたくさんの登山客がいたわけです。
私よりも登山経験豊富そうな装備を持った歳高めの人間と、別の意味で経験豊富そうな人間。どちらも都会のビル並みにうるさい
その中で、私だけはソロプレイヤー。
意味は分かりましたね。

窓の見えない優先席送還ですよ!

ほとんどがグループなので、後ろの二人四人はもちろんのこと、あまり使われない高めの椅子も使われてました。

ちょうど私で乗り込む人全員らしく、席もちょうどぴったり。でも、景色を見るためだけに立ったまま行くのは厳しいんですよ。
だって、山に到着するまで70分ですよ。その間揺れに耐え続けるのもきついですし、その後山を登るのももっと大変です。
なるべく体力は減らさない方が良いと思い、座るしかありませんでした。座らないよりかはましですからね。

うーん。景色は見えるけど、やっぱり揺れがきついな。ちょっと寝たい。

うーーーーーん。寄りかかれない。ドア近くのせいで壁もなきゃ後ろも微妙に遠くて寝れない。

うううううううううううううう!!!!!!!!!!!ウゴゴゴゴゴバガビビビビビビビbきつい。なんでなんだ。

場所が最悪。景色は見えるんですが、やっぱり写真が撮れないというのはストレス。
後ろは窓ではなく壁なので、写真なんか撮れやしません。
さらには頭を後ろに倒して寝るにはちょっと不便。角度的に首を痛めてしまいます。
なので、前に倒して寝るしかないんですが…揺れがきつくて寝るに寝れない。朝早く起きたせいで、寝不足のような感覚がして、そこに酔いも加算されてとてもきつい。
ただ吐き気というほどでもなく、どちらかというと酔いと怠いを混ぜた残飯のような気分です。こんなんじゃ餓鬼にも食われることはないでしょう。

ただただストレスのたまるバスの旅。山道だからかカーブがかなり多く、さらにはスマホの通信もダメで気を逸らすことも出来ません。車の中でスマホを見るのは逆効果なんですけど
周りは仲が良さそうに色々としゃべっていて、ここであの死神がいればと思いました。きっとあの死神であれば多少気を逸らすことはできたでしょう。

2,三頭山と顔合わせ(登山前半)

とても山

苦痛に悶えながらもなんとか到着しました。ここが都民の森、と呼ばれる、所謂三頭山におけるスタート地点のようなものです。

実はここ、車やらバイクやらでも来ることが出来るということで8時なのにもかかわらずかなりの車が止まっていました。
バイクは登山目的ではなく、ここから下までを駆け上がるのが良いとのこと。確かに道路爆走するのは楽しいかもしれない…

話を戻して。私は特に用意するものがないのでさっさと山へと向かいました。
用意するものがないといっても、登山道具ばっちりというわけではありません。というか、私は登山道具を何一つ持っていません。

登山で必要なのと言えば、熊除けの鈴だとか、ステッキだとか、虫よけ、絆創膏…何一つありません。
だって、私は登山をガチでやろうとは思っていませんからね。登山を舐めすぎだと有識者にプレス機で潰される可能性が上がりましたが、知ったことですか。

あ、でも帽子だけは持って行きましたよ。木が大量に生えている山では、帽子なんかただ蒸れるだけなんですけど。
なので、ちょっと風通しの良い帽子を選びました。麦わら帽子みたいな素材で出来た奴です。

さて、早速登山開始です。ルートでは右の道からだそうですね。
うん、傾斜がきつい。

前にも筑波山には行きましたがそれ以上にきついですね。
筑波山は大きな石が多くて、ぴょんぴょんと跳んでいくことが多かったんですけど、三頭山は道が平坦なのに対して傾斜が急です。ざっと20度はあるでしょうか。
体感では30ぐらいあるとは思うんですけどね。

伝われこの思い

やはり写真ではわかりにくいでしょうか。全然わかりませんね。そりゃそうか。
なかなかどうして2Dというのはわかりにくいんでしょう。クッソォーッ!

とにかく急で如何にも山!という感じの道を歩いていきます。左にある柵の方には川があって、あんまりざばざば流れていません。私は自然の水を見ると興奮するという狂犬病亜種のような奴なので、ちょっと悲しくなってしまいました。

まっすぐ進んで、途中で階段を上りました。なんときつい…と思いながら進むと、川を越えて…車が走れるように整備された広い道と合流しました。私はあれ?と疑問に思います。

奥にうっすらと見えるのが、合流した道です。

この合流した道、先ほど「別のルート」とされていたものなんです。つまり本来ではこっちの道に合流はしないはずなんです。
たった歩いて5分程度ですぐ合流するなら、元からこっちの道を歩いとけば体力無駄に使わなくて済むんじゃないか?

私は困惑しながら近くの看板を見てみました。うーん!ルート同じ!なんのためにあそこ歩いたんだよ!

もしかしたら、あれは足つぼマッサージかなんかだったのかもしれません。でもまあ傾斜は合流しても変わらないままなので、このまま進みます。

これで…!

さて。ある程度歩くと、目の前にはトンネル、その上には大きな木造施設がありました。後であそこに行くんでしょう。
紹介では、木工なんとかかんとかと言われていました。そうか、と思いながらトンネルを抜けて、建物を見つけました。私はガン無視してそのまま次に。

建物に行っても良かったんですが、私は決めたルート以外の場所に行くことは結構嫌いなんです。なんか不安じゃないですか

これでようやくわかるだろ!これだけ傾いてんの!

 

そんなこんなで建物の裏に移動して、階段を上がって…シカが外に出ないように、と作られた扉の奥に進みます。

体育館の仕切りみたいなネットの壁を紐で繋ぎとめただけの超簡易的なものだったんですが、中々に不安を煽ってきます。立ち入り禁止区域みたい

整備された道が消えて、さっきと同じような荒れた道に元通り。少しずつ上っていって…

ウワァーーーーーーッ!!!!!!!!

撮影をガバってしまいました。シャッター音が鳴るまでカメラ動かしちゃダメなんですね。*9
それでは、気を取り直して…写真も撮り直して…

ちょいと登り、再度撮影。木材工芸センターという奴だそうです。下山後またここに戻るらしいので、その時にでも行くとしましょう。

また道と向き合います。この時から虫が非常に腹立つようになりました。

何でかって?そりゃ、クソほどうるさい羽音鳴らして周り飛び回るんですよ!?しつこいったらありゃしない!
手で払っても払っても近く来るんですよ!時には耳元飛んできたりと非常に厄介です。
ただ、蚊がいないのは唯一の救いでした。もしいたら、私は速攻で下山して虫よけを買いに行くところでした。割と本気で。

私は蚊がとんでもなく嫌いです。絶滅してほしいほど嫌いです。あいつら、周りに誰がいようとも一目散に私に集ってくるんです。
そんなに血がおいしいって言うのかよ!*10

話がそれましたね。ハエというほどではありませんが、割と大きめの虫が視界に必ず存在します。写真では虫は排除されるんですが、実際に行くとやっぱりどうしても虫がいます。
山だからそりゃ当然虫がいるんですけど、正直人間がいるとわかっているならさっさと離れてほしいですね。ちょっかいかけないでほしい。

山を登ること数分。私は体力があまりにも少ないので、休みを刻みながら上っていました。すると、途中で若い男性の方と会いました。

「こんにちは」

実際こんなガチガチの装備ではないのですが、それはともかく気さくに話しかけてくれたので私もにこにこしながら話をしました。
今日は天気が良いですね~、というコミュ障特有の言い出しに対して「そうですよね!今日は急遽晴れになるって聞いてびっくりしましたもん!」という回答。
実はこの日の夜から二日後まで雨という予報だったんですが、私は全く調べていませんでした。

そうなんだ!と驚きながら、登山の経験はあるんですか~とか、傾斜が急ですよね~なんていうことを話していました。私のくだらない質問でも色々と答えてくれて親切でした。

私は途中で休憩をすることにしたので、そこでお別れに。コミュ強っていうのはああいう人を言うのでしょう。己の弱さを噛み締めながら、チョコを一口食ってまた歩くことに。

鞘口峠に到着しました。最初の場所は標高が1000mぐらいだと言われてたので、もうすでに140mぐらい登ったということになります。
文では爆速ですが、実際はそんな早くありません。いや、平均と比べたら結構早いんですけど、体感では結構長いです。本当ですよ

ちなみに、さっきまではちょっと歩いただけで休憩所があったのに対して、ここらへんから一気に頻度が下がります。
そのため、自分で座れる石を探すなりして休憩しなきゃいけなくなるわけです。
一応ベンチはあるにはあるんですが、虫に食われてるのか腐ってるのか、座るとぐらりと揺れたり、なんなら崩壊しそうなものまであります。
登山者は座る時でさえも常に気を張らねばならないのだ…!きっつい

ここから、地面が落ち葉やらなんやらでもさもさしてきて、少しずつ滑りやすくなってきました。左上の奴が休憩所です。
ただのもさもさしている坂なんですが、岩などがない分するすると進めないので面倒なことこの上ない。地道に上るのはちょっと苦手だったりするので、割と苦痛だったりします。

岩が大量にある方が苦痛なのかもしれませんが、私は階段を一段飛ばしすることが多々あって、ジャンプ力に関しては自信がある方です。
それもあって得意な方で登れたら楽だったんですけど…
こんな滑りやすいところでぴょんぴょん跳ぼうものなら、跳躍時か着地時に毎回幸運を振る必要があるのでやめます。

ちなみに、足を滑らせればもれなくリスポーン行きになります。
その先にあるのは倒木。転がり落ちれば、頭をぶつける場所はほぼほぼ木になるでしょう。
もしなんとか当たらずに済んだとしても、体中打たれて動けなくなるだけです。どのみちお陀仏ルート、リスポーン案件ですね。
氷みたいにつるつる滑るかと言われるとそうでもありませんが、走るのは厳しいって言うぐらいです。

道も道なのかどうかが判断しにくくなってきました。人が歩く場所というのは土が固められ、根っこやら石が露出してるのでわかりやすいとは思いますが…

右下の所が道なのは見えるでしょうか。これ、そのまま奥行くんじゃなくてそこから左真ん中へと道が続いてます。うっすらとあるでしょう。
獣道なのか、山道なのか。もし間違えれば…運が良ければ遭難、悪ければ足を滑らせてリスポーンでしょう。

序盤だというのにもかかわらず、もうすでにリセットボタンをちらつかせてきたわけです。
まあ筑波山でもこういうことは割とあったんでいいんですけど…なんなら一回遭難しかけてますからね

問題として、筑波山とは違って周りの高さというのがなく左右に動いて登るタイプなので、割と迷いやすいです。
10円を弾いて、穴を避けてゴールまで運ぶゲーム知ってますかね。左右にコロコロやるあれです。調整がめんどい奴。ああいう感じで行くことになります。

標高が1200mになりました。道は未だにデカい岩とかは出ずただの急な坂です。最初の方はやっぱりこういう方が登りやすいんですかね。

ここでルート分岐。ブナの路を進むか、登山者ルートを進むか。
私が進む予定はブナの路のはずなんですが、当時の私はそれを忘れて「登山者ルート行くか!」という軽い気持ちで別ルートに方向を変えてしまいました。*11

実際のところこれはルートどちらも同じなのでどっち行っても良かったんですが、どうせならと思って登山者ルートを選んでみました。

登山者ルートは、初心者が行くような場所ではなく、しっかりとした登山装備を用意して進んでください、と書いてありました。
さらには、道が狭くて雪が降ったらしばらくは溶けない、とも。おもしれ~!

いや鉄骨渡りか?冗談じゃないレベルで狭いじゃねえか。山登りって言うとやっぱりこれだけ狭いんですかね。
大体幅は私の肩幅と同じくらいです。左は壁、右は崖。うーん、道が分かりやすくていいな!

そういえば、ここには鹿が出るとか何とか言っていましたが、ここで私がタックル食らったらお陀仏しますね。*12
そう思って回り見てみると、確かに植物が少ないような気もしました。木はあるけど、腰以下の草はほとんどないというか。
雑草は生えてるんですけど、大半がなくなってるように見えました。鹿に食われたんでしょう。

途中で近くの葉っぱががさごそする音が聞こえましたが、ストーカーされてそうな気がしますね。クッキーだというのがバレている…?

いつの間に

おや、看板を見つけました。さっきいた場所が鞘口峠なので…ざっと600m進んだということになりますね。意外と短い。
一応このルートは最短で三頭山に行けるルートなので、傾斜がきつい代わりに短いんでした。あと少しで行けるかもしれませんね…

3,通信が途絶える(登山後半)

ブログのためのメモをツイートとして書き残しておこうと思ったら、通信が途切れてしまいました。筑波山ではどこでも通信が出来ていたので、遭難したら不味いですね。
さらに言うと、このツイートを送信した後に圏外になったので結局送信できませんでした。

筑波山は基本的にロープウェイの近くを登るようになっているため、大体通信が可能になってるんです。
というか、頂上近くで通信が出来るようになってるのもあるんでしょうけどね。

通信が出来ない状態で110番に救助求めることって出来るんですかね。通信できないのに。

休憩所

ようやく休憩所となる「見晴らし小屋」へとやってきました。これが中間地点的な奴で、ここからまたさらに登ることになります。
どうやら先ほどまで休んでいた人がいたらしくて、私が到着すると同時にぞろぞろと出ていくのが見えました。登山装備かつ喋りながらだったので、恐らくは歳のいく人間でしょう。
私は流石にその背中を追いかけることはできませんでした。

さて、それはともかく。見晴らし小屋と言われている場所なんですよ。さぞかし良い景色を眺めることが出来るはず。
あの山頂の絶景と比べたら劣るかもしれませんが、それなりに良いはず…

おっ!

これは中々じゃないか!?あたり一面を見渡せる絶景とは別で、これは絵画のような美しさがありますね。
ちょうど周りの木がフレームになって、奥の山々に目が惹かれてしまいますね。これは良い。

見晴らしが良い、とはあまり言えませんが、これはこれでアリではないでしょうかね。

ベンチに座りながら、水分補給とチョコを摂取して、また出発。
私は座る度に水分を補給しているので、結構な勢いで飲み物が減っていきます。こまめに飲むのは大事だからネ!

あ、リュックも置けるなら置いておくと、肩を一時的に休められて良いですよ。リュックを置いたということで、精神的にも気持ちが楽になったりします。
これは私の体力回復速度が高いからなのかもしれませんけど、休むときは休むっていうメリハリをつけるのは山の中でも大切だと思います。
中途半端に休んでも、体は休んだ気になりませんからね。

オァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!

標高1400m突破しました。シャッターの切り方学んでくれよ。

話は変わりますが、山登りってやっぱり運動部みたいなイメージあるんですかね。
確かにあんなバカ高いところを登ろうとするなんてやりたいかと言われるとそんなやる気湧きませんよね。わかりますよ。
でもですね、苦行を超えた先にある絶景って格別ですよ。本当に。

運動に苦手意識があるのはよくわかりますよ。だって私だってマラソンなんかクソッタレと思うぐらいに嫌いですから。
というか、どちらかというと運動が嫌いではなくて体育が嫌いなだけなんですけどね。バカ高い平均を超えないと駄目ってね!アホ!無理だろ!平均じゃなくて中央値出せ!
体育と言えばあれもありましたね!声出せって奴!この人数でその程度かよ、って!全員が口から波動出せるわけじゃねえのにね!アホ!

…ずれましたね。まあ、運動していた時期からかなり時間が経って、体力的にきついと思うかもしれないですし、休みが取れないとか休みの時にそんなことしたくないなんて思うかもしれないですけど。
それでもですね、一度山には登ってほしいな~って思いますね。山が無理でも、ハイキングとかそういうのでも十分良いと思います。
(花粉アレルギー・虫嫌いでなければ)自然に触れることはかなりリフレッシュになりますからね。そして、山登りという達成を得るのも良い経験になりますよ。

その経験が何に使えるかは…使い方次第です。ウス…

標高が1500mになりました。三頭山は標高1525m近くなので、あと少しで行けそうですね。

そうそう、説明を忘れていました。三頭山はその名の通り頂上が3つ存在します。
とはいえ、頂上行ったら一番下に降りてからまた上がるなんて言うわけではなく、山同士が繋がってる感じなので一気に3つの頂上に行けます。お得ゥ!

まあ、標高が近いからと言って頂上が近いかと言われるとそうでもないんですけど…とはいえ、ここまでいけばラストスパート。あとは横にたったかたったか走るだけで到着します。

最初に東峰。その次に、50mもしないうちに中央峰到着です。実は「三頭山」という派手な石が置いてあるのはこいつらよりも下です。
東は1527m、中央は1531mに対して、「三頭山」石は1524m。真ん中でも一番高いわけでもないところになんで石置いたんだ?

さて、これを撮りながら私は一つ謎に思ったんですよ。店が一個もないな…と。
そりゃそうですよ。前にも言っていましたが、三頭山の頂上に店は存在しません。自分で弁当を用意して、頂上で食うのが普通です。
最初に筑波山に行ってきたせいで、常識を間違えてしまったわけですね。三頭山行く人は気をつけましょう。

お土産とか、食べ物に関しては三頭山の入口「都民の森」で購入することが出来ます。その場で食べるタイプなので、頂上まで持っていくことはできませんが。

というわけで、なんとか三頭山踏破です。嬉しそうですね。
三頭山は周りに木があって見渡すことはできませんが、その代わりに富士山を見ることが出来ます。晴れていればの話なんですが、今日は幸運にも曇っていませんでした。

フッジサーン

写真の真ん中!見えますか!?富士山の上に、ポヨ…って感じで小さくて丸い雲が乗ってるんです!ちょっとかわいくないですか!?
生き物としていたら絶対可愛いけど、後々でとんでもない怪物となって人類屠るタイプだな~!って思いながら、持ってきたおにぎり二つを食ってました。どういう感情?
どっちも鮭にしたのはちょっと外れだったかもしれない。あと消毒もなんもできないし手も洗えないから、素手で食うおにぎりは衛生的にもダメだったかもしれない。
次来るときは箸で食うタイプの弁当にしとくべきかもしれませんね。それかおしぼり。

4,ホップ、ステップ、ジャンプ(下山・前編)

さて。飯も食い終えて満足したので、ここからは下山となります。頂上には全ルートの案内をしてくれる看板があるので非常に助かりますね。
私のルートでは、ここからムシカリ峠に進まなきゃいけないんですが…ムシカリ峠の看板がどこにも見つかりません。そういえばムシカリって何…?

でも一応方向としては三頭山避難小屋方面です。途中で分かれ道があるだろう!と思いながら避難小屋方角を指す看板に従って山を下り始めました。
さっき来た道を引き返しているような気がしますが、きっと気のせいでしょう。景色結構似てるんですけど。

不安になりながら進んだんですが、避難小屋か滝かのどちらかと言われました。ムシカリ峠方面には滝があるはずなので、恐らくこっちでしょう。
登山中の時にかなり見た「ここは○○です 標高XXm」の看板もありません。これもしかして遭難して…遭難してないそうなん!?

ウオッショアアアアアア!!!!!!!!!
ただの網でした。ちなみに登山中に網を見たのはこれが初めてです。嘘です。入口で見ました。オイ!

網で囲まれた中を見てみると、なんか植物がありました。鹿に食べられないようにするためなんですかね。特に落ちそうな場所も見つからなかったので、保護用の網なんでしょう。

ラッシャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

ただの道でした。特に落ちたとかそういうわけではなく、何かを撮影しようとしてガバっただけです。なんなん?

当時の私は今までの中で一番安全にかつするすると駆け降りることが出来たので、なんか嬉しかったんでしょうね。
ちなみに、私は楽しくなると声がバカでかくなったり、声のトーンが奇声と言われるぐらいに高くなったりする癖があります。
声のトーンが高くなるのは抑えられるので良いんですが、声量に関してはどうにも調節が難しいんです。
体育の時に嫌というほど大声を強制させられたので、どうしても出やすくなってしまってるんです。許してください。
まあ独り言やめりゃ声なんてすぐ小さくなりますけどね!はっはっはっは!

悲しくなってきました。

ウラアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!

道です。この時の私は興奮しすぎてシャッターのことすっかり忘れてますね。いい加減にしろよ
このままだと本当に頭のイカれた野郎だと思われてしまいます。実際そうではあるんで否定できないんですけど。
前のブログで「下山中にテンションが上がる友達がヤバくみえた」って言ってましたが、人のことまったく言えませんね。

倒木

おっと。スキップしながら進んでいたら道に倒れている木を見つけました。しかし完全に倒れたというわけではなく、なんとか根っこと丸太で耐えられているというような感じのようです。

右の地面がもっこりと盛り上がっているのは、根っこが絡んでいるからですね。にしてもなんで倒れたんでしょう。
他の木を見ても特に問題はないのに、これだけは倒れてるんですよね。他も倒れてたら残っているはずですし、撤去するならこれも一緒に回収するはずなんです。

まあ、一種の飾りかなんかなんでしょう。確かに越える時はちょっと怖かったですけど。打ち上げられそうで

乾いた川

さて、この辺から乾いた川のようなものが見えるようになります。大雨が降ればこれも川になるんでしょうけど、今のところ一滴も見つかりません。
私は自然の水が大好きなので、早く見たいところなんですけどね。特に流れてる水が好きです。噴水はそこまで好きじゃないです。

だって、流れてる水って心が落ち着くじゃないですか。私の場合は逆に興奮してしまうんですけど、それはともかく良い音じゃないですか?
噴水は人工で捻じ曲げられたような感じがして、好きになれないんですよ。音も滅茶苦茶で、なんだか落ち着かない。個人の意見ですよ!

もし家にカコンって鳴るあのししおどしが置けたらどれだけ良いことか。あれは人工物ではありますが、静かに流れる水が人工を思わせないのが良いんです。
そんなことを思いながら、ぴょんぴょんと軽い足取りで進んでいきます。

複雑

川の傾きに対して道がゆるやかなせいか、とちゅうで折れ曲がったりして間に合わせようとし始めました。
当然ながら跳躍してショートカットしようものなら足を滑らせるので、リズムよくターンして移動します。

この場所を見てふと思い出したんですが、ワリオランドシェイクってやった人いませんか?Wiiのソフトなんですけど。
内容としては、捕まった姫を助けるため(姫の持つ、振れば振るほどほどお金が出る袋が欲しい)ワリオが全世界を旅してボスをぶちのめし、妖精たちを救い出していくっていうアドベンチャーなんですけど。
その中で、妖精を救った後は制限時間内にステージを駆け抜けて元の入口に戻らなきゃけないんです。そこの部分が大好きで。
「急げえええっ!!!」って感じのBGMが良いんですよね。

話す意味あった?さあ…

5,水発見(下山・中編)

川沿いを跳ぶこと数分。風の音や鳥の囀りに混ざって、何か別の音が聞こえてきました。
さぁぁという、風に似たような音。しかし、風は吹いていません。
環境音を聞いたことがある人ならわかると思うんですけど、川の流れる音ってさぁぁっていう感じの音ですよね。
つまり、近くに水が流れているということです。
この流れ的にもうわかっていますね?私は嬉しくなって走りだ

水だ!!!!!ヒャッホォーーーーッ!!!!!!!!!

失礼しました。ブレブレなので撮影し直します。落ち着けよ

水たまり

ようやく水を発見しました。しかし、どこから流れてきているのかはさっぱりわかりません。
ちょっと石の下とか覗いてみましたが、この水がどこに流れてるのかもわかりませんでした。
つまり、水の音はここからではないようです。雨が降ったという様子もないのに、一体この水は何処から来たんでしょうか。

それはそれとして。ついに見つけることが出来た水。川の水というのは必ず冷たいというのを聞いて、早速指を入れてみたいのですが…少しばかり遠くて、指を入れられません。ゴムゴムの実を食っていれば…

この小さな水たまりで満足している場合ではありません。もっと水がたくさん流れているような場所を探しに行かなくてはなりませんね。

 

これはちょっと遠くなってから撮影した川です。あんまり良くは見えないと思いますが、水が流れてますよ!

この時になってようやく「カメラ持ってくればよかった」と後悔しています。
なんせ、このスマホじゃ拡大しても画質悪いだけで全く撮れないんですよ!やっぱりスマホで撮影ができるとはいえしっかりとしたカメラを用意すべきでした。
次また山行くときはしっかりとしたカメラを用意します。写ルンですみたいなものとかでもいいので…

水が増えてきたからか、石に苔が多くなってきました。元からだったかもしれませんが、最初の時よりもびっしりと緑の苔がついています。
こうして苔がたくさんあればあるほど、人が入っていない自然って感じでとても良いですね。
苔は(種類にもよりますが)基本的に人が踏み荒らすような場所には作られません。
表面から水を吸って成長するので、潰されると水を吸う場所もなくなってしまうというような感じなのでしょうか。というか、人が歩く場所は大体水が消えていくのでそういうのもあるんでしょう。

ついにこれだけ近づけるようになりました。それでは早速、指を…

うーーーん!!!!冷たい!!!!!

氷みたいに冷たいというわけではなく、冷蔵庫から取り出した水ぐらいの冷たさです。
当然綺麗というわけではないのでばしゃばしゃと手を突っ込むようなことはできませんが、もしできるというならここにペットボトルを入れて冷やしてみたいですね。

よく映画とかである、川にペットボトルやスイカを入れて冷やしたりするあれです。紐は持ってきてないのでどっちみち出来ないんですけどね!

ちゃぽちゃぽ…

水が流れ落ちる場所が撮れました。これをずっと聞いていると眠たくなってきますね…
いつも寝る時にこういった環境音を聞きながら寝床に入っているせいなんでしょうけど、とても心が落ち着きます。良いですね…

…ブログ書いている私も眠くなってきました。少しコーヒーを飲んで書くとしましょう。

Windowsのロック画面にありそうな写真が撮れましたよ。画質は荒いですが、ご自由にどうぞ。ネットで漁った方が良いもの見つかると思いますが。

水とかだけでなく、こういった木々も見ているだけで落ち着きます。もしここにベンチがあれば、少し座って景色を眺めながら川の音に耳を傾けていたかったです。
この時の私はそんなことするほど落ち着いていなかったんですけど。ガハハ!

メタ発言はやめて、さらに岩と岩を跳んでいきます。ここらへんから、時々川を渡らせるようになってきました。
足を滑らせたらお陀仏するわけではありませんが、確実に帰りは嫌な気分になるでしょうね。

あっ!見てください!テレビかなんかで紹介されてた、指で触れると葉がぱたぱた閉じる奴じゃないですか!?
知ってますよ!なんかドラゴンなんとかみたいなかっこいい名前ついてたんですよね!
でも噂では葉の裏にびっしりと小さい虫がついているとかなんとかって言うのも聞きました。ぴったり触ってたら、指に虫がついてしまうかもしれませんね。
ではさっそく…ちょん、と触れるだけで確か反応するはずですね。

スッ…

反応せんかった…

どうやらこいつは偽物のようです。ぱっと見ではかなり似てると思っていたのですが。
さらに言うと、触れると閉じる植物は「オジギソウ」というそうです。名前も間違えたしそんなかっこよくなかった。洋じゃなくて和の名前でした。
一体こいつはなんなんだ?調べてみましたが、思ったより偽物が多くてわかりません。有識者の方、オジギソウ見つけたら動画とって送ってください。

気を取り直して。少しずつ川の幅も大きくなってきました。先ほどまでは手のひらサイズだったのですが、今では立派な小川になっています。
この水は地中から染み出てきた奴が集まってできているんですよね。森は天然のダムだなんて言われる理由が分かった気がします。

かなり大きくなってきて、これだったらどうにか体をぎゅっとすればプールにすることも出来そうですね。流れる音も大きくなってきて、とても心地よい。

ブログではこんな静かなことを言っていますが、当時の私は呑気にスキップしながら突然止まって写真を撮る、を繰り返していました。こわ

さて。そういえば、目的地を忘れていました。都民の森の前には、三頭大滝と呼ばれる大きな滝があるそうです。吊り橋から見ることが出来るというそうで、楽しくなってきました。早く行ってみましょう。

6,水も私も駆け抜けて(下山・後編)

川が終わると同時に、道が整備されてウッドチップになりました。燻製とかで使う木材のくずみたいな奴ですね。

この写真は滝の後に撮影した奴

そろそろ滝が近いのでしょうね。しかし、このウッドチップ、柔らかくて走るのにちょうど最適です。犬がドッグランで無我夢中で走り続ける理由がなんとなくわかる気がします。走りたいですね。

そんな気持ちを押さえつつ、それでもちょっと駆け足で進んでいきます。ここらへんから人と会うようになりましたが、走ってる人は誰もいないですね。そりゃそうだ

そんな時、右の森がちょっとだけ開けました。一旦立ち止まって見てみると…デカい吊り橋が見えました。あれが滝を見るための橋でしょうか。

人が何人かいる。ここから見て、右後ろらへんを見ている

橋にいる人の向きからして、どうやらここからだと木が邪魔で見えないようです。
でもでも、こういった大きい吊り橋って私あんまり行ったことないんですよ。一番最近のもので言えば、子供のころのアスレチック。木の板を乗り継いでいくあれですね。
あれを吊り橋と呼ぶかどうかはともかく、あと少しで滝を目にすることができそうです。さらに進んで、橋前で休んでいる人の横を抜けて…橋の上に乗ります。

案外幅はある

意外と広くて、そんな揺れないですね。吊り橋というよりかは、ただの橋のようです。ちょっと残念。もうちょっとぐらんぐらんと揺れたらとても楽しかったのですけど。
まあ、人が歩くだけでちょっと揺れることは確認できたので、それで良いでしょう。

さてさて…お待ちかねの滝、拝見させてもらいましょう…!

うーん。小さい。

確かにこれは滝ですが、やっぱりそれほど雨が降ってなかったからなんでしょうか。
私の想像していた滝というのは、滝つぼがあってそこにずどどどどん!と落ちている感じだったんですが、それと比べると迫力がありません。
それでもまあ、音はかなり良かったです。

そして、滝の水で回りが冷やされているのか涼しい!
山とは違って日陰になる木がないので頭は熱くなる一方ですが、風が涼しいですね。

…滝を見終えたので、戻ることにしました。
私がじっくりと見たい滝ではなかったので、そのまま退却。

高い!

ウッドチップの道を走っていて気づいたんですが、この道はしっかりと柵が用意されていますね。都民の森から気軽に行けるようにしているのでしょう。
それに、崖の方も落石防止に金網が張ってあります。周りも、木々で囲まれている所と開けている場所があって、軽く登山をしに来た方でも十分景色を楽しめますね。

迫力

ベンチの上から

休憩所もちょうど良い場所に置いてあって、道もそれほど長くない。もしかしたら、バスの中にいた人たちはこっちの道を選ぶつもりだったのかもしれません。
実際、私のルートと同じところに来た人はほとんど家族連れで、特にあの網ゲートをくぐろうとした人はほとんどいませんでした。

もしかして、登山というよりかはハイキングに来てたんじゃ…

私は悲しくなりながらウッドチップロードを走り抜けました。何気にここを走るの楽しいですね。周りの人には気を付けていますよ!当然!

7,木材加工タイム

森林館

ようやく都民の森の近くまで戻ってこれました。これは森林館といって、資料室や受付があるだけでなく、なんと休憩所やカフェ、ボルダリングまで備えているとんでもな施設です。

早速私もボルダリングを…と思って入ってみましたが、子供たちが必死に取り組んでいました。
流石に子供の中に割って入るのは気が引けるので、ここは大人しく別の所を見に行きましょうか。

最初に鹿がいるって言うお話をしたのは覚えていますかね。これはその鹿の角の重さを体験できるヘルメットです。私は被らなかったんですけど。なんで?

ちなみに、この手前にある小さい角は木材加工で再現が出来ると書いてありました。多分。

模型

そして、これは三頭山の模型です。真ん中寄りの左上が都民の森です。結構長いこと歩きましたね!
距離にして5kmぐらい歩いたんですかね。途中でコースを間違えた気がするので、ちょっと不安なんですが。

ふと外を見てみると、そこでは丸太をせっせとのこぎりで切っている親子が。
ここで働いている人かと思いましたが、どうやら違うようです。丸太切り体験コーナー、という看板が近くにありました。

森林館でのこぎりを借りて、丸太をいくらでも切ることが出来るそうです。それを持って帰って、コースターにしたりなんだりするんだとか。
やらないという手はありません。早速受付に移動して、のこぎりを借りてきました。
私はのこぎりそんな使ったことないんですけど、きっとどうにかなるはずです。受付の人に「引く時に力を入れると切りやすい」と教えてもらったので。

周りに十分気を付けて撮影してます

早速切ってみましょう。刃を丸太に当てて、丸太が回転しないように足を丸太の上に置いて。
押す!引く!押す!引く!刃が鋭利だからなのか、意外と簡単に切れます。体力を結構使うというのは間違いありませんが、これは楽しい。
しばらく切っていましたが、ある所からあんまり刃が奥へと進まなくなってしまいました。おやおやおや。

なんか引っ掛かってる?

ただ単に着る範囲が大きくなったからですかね。それとも、中の木くずが邪魔して切れてないんですかね。
とりあえず一旦刃を取り出して、もう一度差し込んで…引いて…押して…

これ、手を滑らせると前の刃にそのまま手をズバーンしてしまうんですよ。だから、慌てずにゆっくりしっかりと…

(切り終えた後で撮影)

やりました。痛い。思わず声が出ました。

あ、あれだけ気を付けていたというのに…!傷はただの切り傷ではなく、結構深くやってしまったっぽいです。
ここには映っていませんが、親指の内側も切っています。傷が浅かったので気付いていません。

私は悲しくなりながら溢れ出る血を見て「とりあえずのこぎりが血で汚れないように気を付けて切るか…」と、もう一度のこぎりを握ろうとしました、が。

「だいじょーぶ!?これ、使って!」

なぜか親切な女の子からウェットティッシュをもらいました。どうやらこの子の親御さんが心配してくれたらしく、それでウェットティッシュをくれたようでした。
コミュ障になりながらもどうにかお礼を伝え、傷口を止めるようにウェットティッシュで縛りました。これでしばらくは大丈夫でしょう。かんしゃァ!!!!!
その後、なんとか無事に切れて周りからお祝いの言葉をもらいました。なんで登山に来た人たちってどいつもこいつも優しいんだ!自己肯定感上がっちゃうだろ!ありがとう!

切った丸太をコースターに出来る、と聞いて木材工芸センターへ移動。私の聞いた話では、木材工芸センターで綺麗にできるのだとか…

「いらっしゃい。キーホルダーかい?」

奥からお爺さん(というほどの歳ではない)がやってきました。無料でキーホルダーを作れて、お金を払うことで他の小物も作れると言われました。
コースターのことはあとでいいか!と思い、とりあえずキーホルダーを作ることにしました。人は少なかったので、ゆっくりと作業できます。

最初に木の板とキーホルダーの取っ手の部分、そして紙やすりを渡されました。
作業スペースと思われる場所には、たくさんのサンプルがありました。どうやら、ここのサンプルを元にキーホルダーを作るか、自分で線を書いて作るかという選択だそうです。
それとは別に、カエルなどの一部の物はすでに作ってあるから、無料であげられると。

キーホルダー。私は数年前から自分のオリキャラのキーホルダーを作ってみたいという欲望があったんですが、まさかここで叶うとは。
つい嬉しくなって、持ってきた筆記用具でさらさらと絵を描いて…

切る時は糸鋸を使って、荒い部分は渡されたやすりをかけ、最後にキリで穴をあけて…

旅骨菓変

出来ました。私が前に使っていた体の所持者、旅骨菓変です。何気にお気に入りなんですよ。
帽子の部分は塗り忘れていますが、何はともあれ夢がかないました。やったー!
使いどころはありませんが…大きいし結構重いから…

キーホルダーが完成したところで、コースターのことを聞いてみました。
「うちで作れるって言ってた?」
私の勘違いだったようです。

でも有難いことに、丸太の角を綺麗にするためにやすりを貸してもらいました。こっちが間違えていたというのに、本当にありがとうございます…

「また来てな!」と言われたので、また来てみたいと思います。次の予定を考えないとネ。

綺麗にした丸太とゆる~いキーホルダーを持って、階段を下りて行きます。この奥が都民の森と聞きましたが、これどこに繋がってるんでしょう。
またこれちょっと下山となったら面倒なんですけど…と思いましたが、しっかり階段が用意されていました。親切!

…ん?どっかで見覚えのある場所ですね。どこだったかな…

伏線…!?

 

なんと、最初のトンネル前の道と合流しました。当然っちゃ当然なんですけど、伏線を張られていたみたいな感じでちょっと興奮しました。どこも伏線要素なかっただろ!

というわけで最初のバス停がある都民の森へと戻ってきました。バスの時間までには余裕があるので、なんかお土産でも買いに行きましょうか。

DANGO

ということで、焼きまんじゅうです。団子ではありません。甘辛醤油という私の好物なので買いました。
筑波山でもありましたが、あれはあとから焼いているのでこちらとはちょっと別だったりします。でもくるみなんとかはここにもありましたよ!

小腹が満たされました。他にやることは…と思案していた時、放送が。

「森林館前でまつたけ無料配布しています!先着順です!」

まつたけ…まつたけ!?
回収しに行きたい気持ちは山々でしたが、実は都民の森からあそこまで微妙に距離があるんです。あと、個人的に私はまつたけがそこまで好きではないので回収しないことにしました。
団子でお腹が膨れたというのもあったんでしょうね。うーん、おいしい。これを死神が知ったら、きっと怒り狂うことでしょう。

8,最後に

いかがだったでしょうか。こんな自由奔放でいい加減な三頭山レポートでしたが、登山に行く気は湧きましたかね。

登山はいいぞ。もし休日に何もやることがないというなら、ぜひ登山に行ってみてください。運動は苦痛かもしれませんが、楽しいですよ。
体力もそこまで必要ありません。夏になると山は本当に地獄のようになるので、涼しい今がチャンスですよ。
友達がいたら、是非誘ってみましょう。最初は動きやすい服装で行くのが望ましいです。
杖とかそういった登山装備は高いですし、慣れるのに多少時間がかかります。これくらいの軽い山であれば、Tシャツと長袖、長ズボン程度で十分ですよ。
ただ、虫が苦手という場合は避けておくべきかもしれません。どんな山であっても、必ずというほど鬱陶しい虫はいますからね。蚊がいない今はまだマシです。

さて、そんなこんなでこのレポートは終わりとさせていただきます。また別の山に行ったときか、何か別の報告があればブログを書こうと思います。
ではでは、さようなら!

 

 

 

 

 

ちなみに、この日はブルーアーカイブで宇沢レイサという生徒が実装決定された日でした。どうせならそれっぽいアイスを…と思って見てみたんですが、売り切れてました。
サーティーワンホッピングシャワー食べたい。

*1:似顔絵無理やった

*2:畑出来るかな?

*3:勝手にたまげてろ

*4:一般通過人類

*5:バカよ、バカなのよ こんなにバカで バカすぎて

*6:ラグが酷いゲームみたいな

*7:首をギュッとね!

*8:つまりこれは体験版…ってコト!?

*9:アリス、理解しました!

*10:クソったれ!

*11:決めたルート以外に進むのは…なんだって?

*12:そのまま武器にでもされなきゃいいんですが