焼菓子の気ままにっき

クッキーがついたーじゃ書ききれないこととかをここにまとめておくだけのやつ

同人誌を作った感想

0,はじめに

 こんにちは、菓変'zzzです。ブログで会うのは久々ですね。何か月ぶりですかね、少し待っていてください。ブログを漁ってきます。

henkotu-kasi.hatenablog.com

 4か月前ですね。一年の1/3ですね。わーお!

 まあそんなことが話したいわけではないんですよ。私のブログの更新遅いねとかブログなんてやってたんだね(笑)とかそういったことが聞きたいわけじゃないんです。

 まあタイトルにもあるように、同人誌を作ってきたということでして。その感想兼備忘録という形で書かせていただきます。こんな変な語り口ではありますが、そこのところはよろしくお願いします。

 一部本のネタバレを含むので、「まだ読んでいないが…?」という人は戻ることをお勧めします。買うつもりがないというのであれば進んでも大丈夫です。

 ちなみにですが、本はここで購入が可能なのでどうぞ。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2103833

1,本を作るきっかけ

 本のことについて話すためには、まず本を作るきっかけについて話さないといけませんね。特に話さなくてもいいんですけど、これくらいは記録に残させてください。

 私はよく「〇〇してえな~」と言いながら全く行動をしないという癖があります。有言実行とは真反対の存在です。さらに言うと、覚えていても1分経つと忘れます。記憶能力が鶏レベルです。

 それもあって私は何かを実行するのが非常に苦手です。最初の一歩を踏み出せず、諦めてそのまま忘れてしまった出来事もいくつかあります。今書いてる時でも思い出しました。龍泉洞いつ行こうかな…

 同人誌の製作というのもそのうちの一つで、昔から「本出して~」というそんなふわふわとした願望を抱いては飛散しての繰り返しでした。本を作るにも原稿だとか絵の依頼だとかそういったことは一切分かりませんから、回避レベルが高い私はついっ…Xでぼそぼそ呟くしかしません。形のない妄想を垂れ流すのだけは出来ますからね。

 さてそんなある日。とある作業通話にお邪魔してマイクラの作業をしていた時でした。その時に一緒に作業していた人にこう言われたわけです。

「菓変先生は本出さないんですか」

「いやあ…出したいですけどね…」

 そんなことを言われて、私は少し考えました。本を出したいとかこういうのを書きたいとかいつもほざいていますが、行動に移すのは極稀です。なんなら言わない方が実行率が高いまであります。こうして人に言われてもなお、私は逃げの体勢です。

「どうしようかずっと悩んでるんですよ、出したいけどなというだけで」

「書く内容は決まってますか」

「ありますね」

「誰に挿絵お願いするとか」

「決まっています」

「実はこの日にイベントがあるんですけど」

 外堀が埋まるのが早い。妄想を呟くだけあってある程度の案はすでにできていたんですが、その一歩が踏み出せていませんでした。

「ブルーマーケット8か…」

「あとは清渓川で会いましょうっていうイベントがあります。ブルマ8よりも締め切りが長いです」

 言葉を聞いて検索をかけました。HPでは締め切りとありましたが、過去の動向からして二次募集が来る可能性が高いとのこと。

 私は悩みました。期間はおよそ二か月ちょっと。これだけ道を塗装されている状態でも、私は優柔不断です。「早く行け!」と背中を蹴られない限り、私は中々微動だに…

 ア!!!!!!!!!!誕生日!!!!!!!!応募しちゃお!!!!!!!!!

2,原稿開始、前半戦

2-1,挿絵の依頼

 私の思考はバカでした。開催日時が誕生日なのでやることにしました。とはいえまだサークルは応募出来ない状態。じゃあゆっくり原稿でも書こうかと思っていました。

「じゃあまず挿絵の依頼をしましょう」

「早すぎないですかね」

「早い方が良いんです」

 挿絵・表紙絵の依頼というのは、当然絵描きさんの都合によって出来るか否かが変わります。スケジュールはどうか、構図の指定は正しいか、そういったことも決める必要があるので、絵描きさんのためにもなるべく早く依頼する必要があったわけです。

 私は最初からこの人にすると決めている人がいました。AQZというお方です。

AQZ (@whitebait_point) / X

 この人の描く絵が結構好みなんです。ふわふわと柔らかで、かつじんわりと温かい。全体的な色味や、表情といったところが本当に「良い」んです。私が書く予定であった物語の内容としても、この人しかいない!と断言できるほどでした。

「依頼する時って…どうすれば…?」

 ただ問題として私は絵の依頼というのをしたことがありません。というか大体の人がそうです。私はなにも分からないので、どういった事項を書いてお渡しすればいいのかがさっぱり分かりません。構図だけ送り付けても当然何も分からないというのは分かっていても、他に何が必要なのかは分からないんです。

「それじゃあ、依頼する時の例としてこれを」

 渡されたのは、所謂テンプレートのようなもの。依頼料はこれくらいだとか、締め切りのこととか、指定するサイズのこととか。

 私は一切知らなかったんですが、作る本のサイズに合わせて「これくらいです」というのを伝えないといけないようです。印刷会社によって指定は変わるのですが、今回私は紹介された印刷会社「ねこのしっぽ」さんにお願いすることにしました。とりあえず中を読んで、中の情報を紙にぺたぺた。

 ここで私が一番困ったのは、やはり依頼する時のお金。どれくらいが良いのか、相場だとかそういったことは悩みました。当然安すぎても迷惑ですし、多めに出したいという気持ちもありますが…

 少しばかりネットの情報も頼りましたが、流石にこれは個人の感覚にもよるものです。人によってお金の価値なんて変わりますから。なので、依頼ということならば絵にどれくらいの時間をかけられるか、それに合わせて時給を考えたらどうだろうと思いました。

 私は過去に絵を描いたことが何度かあります。なのでどれくらいの時間がかかるかは容易に想像がつきま…せん。自分でも描いたことがない構図なのに、人がどれだけ時間をかけているかなんて分かりません。泣きました。

 こうして散々悩んだ結果として(具体的な数字は伏せますが)「もし私が依頼を受けるとしたらどれくらい必要だろう」という思考の元に報酬を決めました。

 構図と締め切り、報酬やサイズなど、必要なものを紙に書き出します。それをGoogleのスプレットシートに打ち込んで、PDFに加工。AQZ先生の様子を見ながら依頼をすることにしました。

 実はこの時、AQZ先生は他のイベントがあってかなり忙しい時期でした。私はこのイベントが終わった後に提出しようかとも思っていましたが、「早い方が良い」という言葉を信じて、DMにノックをしました。

「お忙しいところすみません」

 いつものツイートでは頭のおかしな人間だと思われがちですが、流石に人様に依頼する時にそんな大馬鹿は恥にもほどがあります。人に迷惑をかけて怒られるのは嫌なので、私も自分のネクタイを締めて、面接に挑む気持ちで行くことにしました。

「挿絵と表紙絵の依頼をしたく…ブルマ8に出す予定なんですけれど…」

 私はいつだって首を斬られる覚悟をしていますが、覚悟をしているとはいえ斬られるのはやはり怖いものです。ブルブルと身体を震わせながら会話をしていました。

 悲しいことに、私は対面で話すことには問題ないのですが、ネット上の会話となると極端なまでに苦手になります。DMであれば特に。目の前の相手がどのような表情を浮かべているのか、どういう感情を抱いているのか、それが一切分からないので怯えるしかありません。例えそこにいるのがリアルで出会った友達であっても、私は怖いのです。なんででしょうね。

「…と、通った…?これで大丈夫…なのか…?」

 ある程度のやり取りを通して、私はなんとか承諾を受け取りました。やはりスケジュール的にも厳しいということだったので不安でした。もし無理だった場合は自分で描くしか…!とか思っていましたが、とりあえずは一安心。

 こうして私は表紙・挿絵の依頼を終えることが出来ました。完全に終わったわけではありませんが、一旦は大丈夫。

 さて、ここからは私のターン。絵を依頼しただけでは当然本なんかできません。私の出す予定の本は小説本。

「書き下ろし小説五話!…行けるかなあ…?」

 挿絵の依頼は、小説一話ごとに一枚。つまりここから増やすことはできても、減らすことはできません。当然今から「やっぱり減らしても良いですか」なんてどの面下げていってるんだという感じ。私はこの時点で後戻りが出来なくなったわけです。

2-2, 文章についての呟き

 文章を書くとは言え、ネタなしでは書けません。過去に私が書きたいと言っていたツイートを遡り、それを元として書きます。「これを本で書きたい」だとか「本を書くとしたらこの話入れたい」というツイートを引っ張り出して、メモ帳に書き写していきます。

 この時点で大体お察しだとは思いますが、私は「小説を広めたいから本を出す」のではなく、「本を出すという経験がしたいから小説を書く」という思考です。とはいえ駄文を貼り付けるのは私のプライドが許しません。

 書くのであれば、可能な限り私の好みを入れて出す。人に見せる文だというのに、自分の好みを入れるという謎の行動をし始めます。同人誌ってそういうものでは? 

 実際に本の元になったツイートがこれです。まんまこの文の通りの内容になりました。私がされたいと思っていたものを雑に書いたツイートがこれだったので、ならば本にして形に残そうと思ったわけです。

 私が最初に書き始めたのは、モモイと洞窟探索をするお話です。本のあとがきでも書いたとは思いますが、私は夜・雨・超近接の三要素を小説に書くのがとても得意で好きなんです。夜の涼しい時、雨音しか聞こえない時、ぎゅううっと近づいてきている時。そういったのが非常に好きで得意です。

 しかしながら、モモイとの洞窟探索はこのどれにも当てはまらないのです。好きなシチュではあるけれど、自分が苦手としている日常系というわけです。昼・晴れ・適度な距離は私が一番眠くなるタイプです。

 とはいえ、苦手なタイプを先に書き始めた理由としては、もし書き終わらなかったときの完成度を想定しました。好きなタイプは一瞬で書き終わるのに対し、こういった苦手なものはだらだらと長く書いてしまいがちです。それならば、苦手なものを少しでも進めておいて、締め切りが不味いとなったら好きなものを一気に書く。モチベをあげて、追い上げる。そういうのを想定して書くことにしました。

 私の小説は、基本的に前日・当日・後日の3つに分けられていることが多いです。自分の書きたいものを書くための前提を前日に組み立て、当日を終えた後の余韻を後日で味わう。それが私なりの小説の書き方です。

「これをするには、この話が必要。通常の関係からこの話に繋げるためには、この反応が必要で、この反応をさせるには先生がこういう行動をする必要がある」

 妄想なしで小説は書けません。私はシャーレの先生になりきって、モモイさんに合う先生に指示をして物語を書き進めました。

 彼女に合う先生とは何か。私が導き出した結果は、新人の若い男の先生でした。敬語を使い、生徒に優しく接する。丁寧でありながら、生徒のためであれば多少の無理をしてしまう。そんな先生になって、モモイさんに振り回されることになりました。

「チンピラが来たかぁ…うーん…いやまあここで戦闘…は厳しいな…」

 モモイさんの手に引かれ、洞窟に入り。鉱石を採掘して、はしゃいで。彼女と一緒に居る、と自分に錯覚させて、一日を過ごしました。それが「先生、洞窟探索の時間だよ!」です。

 次に手をつけたのは、ナツさんに添い寝してもらう小説です。ナツさんの見た目がもう…こう、私に少しずつ刺さっていって、気づいたら彼女を抱き枕にして寝てみたいという妄想が夜な夜な流れるようになったのがきっかけだったはずです。

 冒頭は少し悩みました。先生からお願いするか、彼女から来てもらうか。ただ、先生からお願いする場合、初手からナツさんが本気を出してしまう可能性がありました。ナツさんが本気を出せばどうなるか。当然私の思考が溶けて書けなくなります。私は段階を踏んでナツさんに思考をもみほぐされたいという気持ちだったので、ここはぐっとこらえてナツさんを待つことにしました。

 ナツさんが来るにはどうするか。悲しいことに、私は「過労」しか思いつきません。人に癒されるには、その人が疲れている必要があります。ならば、先生に過労というステータスを付与して、ナツさんにお願いしてもらうしか道はありません。

 しかし、先生だって大人です。そんな簡単にふにゃふにゃされては威厳もへったくれもありません。そのため、先ほどの先生とは異なり、規則に少しうるさそうな先生にしました。生徒のお願いには答えるけれど、ちょっとラインを越えてくるようであれば制止する。若干社畜っぽさを含めた、目に隈のある先生です。

 ここで、一つの本で先生のキャラがブレるのは少しどうかと思いました。しかし、絆ストーリーで先生の性格が違うというのもあり、全て同じ先生で対応するのも私は好きではありませんでした。その生徒一人一人に合う先生がいると考えて、私はそれぞれ別の先生を作り上げることにしました。

 結果として、規律に守られるがあまり欲望を頭の奥底に閉じ込めた先生となってしまいましたが、これはこれで良し。私はナツさんに対し思いっきりぶつかりたいので、こちらの方が欲望が煮え詰まってより開放感が出るように思いました。

 ナツさんとふれあう際の描写にも少しこだわりました。読み進めることで、あたかもその場にいるかのような、そうされているかのような錯覚をさせるために、体温や匂いといったものを感じる、身体が動揺する、思考が揺らぐ、欲望が肥大化するというように段階を踏んで書き綴りました。

 もしこれで実際にナツさんに抱き締められたという感覚がしたのであれば、私はこれ以上ない嫉妬を覚えるでしょう。ナツさんのぬいぐるみが販売されるそうなので、私はそれを抱きしめて寝たいです。

 その次に書いたのは、この小説のメインとも言えるノノミさんとのデート。私はノノミさんとの距離感が未だにあまりよく分かっておらず、妄想と現実を行き来してどうにか読み取ろうとしています。

 時々コーヒーを淹れてくれるのか、近くで仕事を手伝ってくれるのか、帰ってきたときにぎゅーをしてくれるのか、いたずらに耳に息を吹きかけてくるのか。その距離のラインというのは非常に曖昧で、彼女の好感度を読み取れない私はどこが一番安全で安定するかが悩みました。

 ここの先生は、ある程度日が経ち、仕事に慣れてきた先生という想定です。生徒との距離はある程度理解してきて、どういった立ち振る舞いをすれば良いかを把握しつつありますが、ある時にミスをしてしまったことでノノミさんに不安がられて胃を痛めている感じです。生徒に迷惑はかけたくないという思考が今回の話に繋がります。

 ノノミさんにお世話するされる。これは先ほどのツイートでも見たかもしれません。これがテーマになっているのですが、書き終えて振り返った感想としてはあんまりになってしまったという気持ちです。これには何点か理由があります。

 まず一つ目に、彼女はお礼を断ることが多そうであるということ。彼女は「誰かに負担をかけたくない」という思考があるように思えるのです。誕生日では先生の贈り物はなんでも良いと返していますが、全て受け取るという訳ではないと考えています。

 過去に一度彼女の前で倒れているというミスをしている以上、先生は無理をすることが出来ません。彼女に何かお礼がしたくても「あれは当然のことですから」と言われて突き返されるのが目に見えています。それもあって、お礼自体が難しかったです。

 二つ目に、彼女が中々に攻めの体勢であることが多いということ。絆ストーリーでもあるように、彼女は先生に対して割とぐいぐい攻めてきます。むしろ先生がノノミさんに対し強く出たことはないでしょう。その時点で、先生が攻めに出ることは想像しにくかったのです。

 確かに、彼女が恥ずかしがるなどと言った弱い部分を見せることはありました。ASMRでも、先生へのお礼を聞かれて慌てるところがあるため、攻めに出ることは出来るかもしれません。しかしながら、その時は大体先生も共に弱っており、ともに轟沈することしか出来ないのです。

 私としてもノノミさんにぐいぐい行くというよりかはノノミさんにわしゃわしゃされる方を望んでいたため、自然とそういった方へと変わってしまったというのは否めません。

 三つ目に、彼女のお世話というのが具体的に考えられなかったということです。耳かきや膝枕はあったかもしれませんが、流石に一度もやったことのない出来事は現実味のある文章として書くことが出来ません。マッサージをするにも躊躇が生まれてしまい、彼女に直接何かを施すということ自体が私は苦手でした。まさに陰キャ童貞って感じ

 以上のことから、私は彼女に振り回されるという方向で行くことにしました。彼女の望むことを叶えてあげようとしていたけれど、それは彼女が先生にしたいことだった。彼女は人に何かをしてあげるのが好きなように思えたので、先生に対してだったら何をするのだろう、と妄想して書きました。

 これが「優しさの理由」となったわけなのですが、理由も何もこれはもうただのデートですね。本文ではデートと言う言葉を先生が避けるようにしていますが、どうみてもデートですね。いちゃついてやがるし。ンだこの…いちゃらぶ小説…

3,サークルの準備

 大体ノノミさんの小説を書いてる間ぐらいでしょうか、サークルの再募集がかかりました。私は早速応募をしたわけなんですが、ある一つの疑問が。

サークルカット何…?」

 サークルカットとは、よくついっ…Xであげられる「この生徒のこの本出します」みたいな画像を指します。これは主催者に対して「私はこの本を出します」という宣言のようなものでもあって、これによって採用するか否かであったり、スペースの位置を決めたりすることが多いようです。つまるところ、サークルカットなしだと不採用説が出てきたわけです。

 まあ私もそんなバカではありません。サークルカットなしで応募するわけにもいかないので、サークルカットを作ることにしました。

「必要な情報を書けばよい感じか」

 私はここである一つのやらかしをしました。サークルカットはそのイベントごとに「このテンプレートを使ってください」という決め事があるのですが、私はバカなのでそれを知らずに作りました。しかもペイントソフトで文字を打ち込んだだけの絶望的なサークルカット。白背景黒文字オンリー。もうちょっと工夫の仕様があったとは思いますが、私はそれだけでいいかと思い込んでました。

 適当につい…Xでサクカのことを呟いて、原稿に戻ろうとした時でした。

「あれ?連絡が来てる」

 AQZ先生からの連絡が届いていました。何か間違いがあったかなと不安になって覗いてみると…

カワイイ!!!!!!!

 なんとわざわざサクカを用意してくれていました。大泣き。

「無茶苦茶可愛いんですけどいいんですかこれ!?」

 素で声が出ました。私は依頼するときにサクカのことをすっかり忘れていたので、もしこのままだった場合、道場によくある掛け軸のようなサクカになっていました。無茶苦茶申し訳なく思いましたね。いいのか、こんなかわいいものが…!

 AQZ先生にお願いして、文字入れをしてもらい、実際にサクカとして使わせていただきました。この全員のもちもち感、本当に良くないですか!?饅頭じゃないですか!?饅頭の詰め合わせですよ!こんなかわいい絵が!?あとで挿絵と表紙で追加で来る!?テンションぶちあがりです。カワヨイカワヨイ…かんしゃあ!

 サークル名についての余談ですが、昔に「リプに来た単語を組み合わせて一日中その名前で過ごす」というタグが流行ったことがあって、その時につけてもらったものです。正式名称は「山猫フォカッチャ レボリューション遊園地」なんですけど、山猫フォカッチャの語感が良くて、サークル出す時はこれにしようと決めていました。

 さて、サークル応募も終わり、サークルのお金も入金を終え。残るは売り子のみ!となりました。売り子。私はその言葉を反芻して考え込みました。

 今回私は本を出すということが目的です。つまりは周りの人との交流を考慮していません。確かに他のスペースを見て周って、スペース主と話すのも醍醐味ではあるのですが、私はとにかく「本を出す」ということを優先していたので、売り子はなしという方向で行くことにしました。

 ただ、今終わってから言うことではありますが、売り子は呼んだ方がほぼほぼ良いですね。席を外せるというのが何より大きくて、他のスペースが気になっても、トイレに行きたくなっても、席を離れられません。

 当然話す相手もいないので、ただただスペースでは孤独です。幸いにもお隣のスペース主さんと会話が出来ましたが、正直寂しいです。売り子の人も入場チケットが必要ないので、win-winの関係になると思います。次また本出すことになったら、誰かを売り子に引っ張ろうと思います。

 話を戻して。売り子はなしということにして、あとはスペースでどう動くか。会場では激暑・水分必須という話をよく聞くため、私は飲み物を一本持参しました。それに合わせて、左右のスペースさんに挨拶も兼ねて飲み物・お菓子の差し入れも準備。これで大丈夫だなと思い、原稿作業を進めました。

4,原稿再開

4-1,後半戦

 ここらへんになってきて、AQZ先生からまた連絡が。絵の進捗ということで、ラフを見せてもらいました。ここでは上げられませんが、むっちゃ可愛いです。私はニッコニコの笑顔になりました。やっぱり自分の推し絵師さんに描いてもらうって本当に良いですね。私はAQZ先生にお願いして本当に良かったなと思いました。心の底から。

 さて。私も負けていられません。ノノミさんのに書いた小説というのが、子供になってしまった先生がイロハさんに色々弄られる小説です。私は過去にもイロハさんに色々される小説というのを書いているので、若干ネタが被っているような気もしましたが、創作では気にしたら負けです。

 イロハさんは攻めも受けもどちらも良いんですが、やっぱりイロハさんには受けをぶつけるのが私の好みです。そのために、先生は生徒になあなあに転がされる弱めの性格にしました。この小説の中で一番ギャグ性の高い先生です。生徒には基本的にため口、気持ちを隠す素振りもなく、正直に接する。そんな軽めな先生を、イロハさんに翻弄してもらいました。

 この小説の中で、先生が仕事に従事し人に甘えない理由が「大人であるから」というものです。大人である責任を嫌々ながら背負い、なんやかんや言いながらも仕事をする。大人としてのブライドというのもあるのでしょう、それもあって本来はイロハさんに甘えることはありません。

 しかし、子供になってしまった今。大人であるというのを知っているのは目の前のイロハさんのみ。弱みを握られるという危険はありますが、それ以上に吸い込まれるような彼女の魅力。小悪魔のように笑いながらも、甘えるということを許しこちらに判断を委ねる。理性のない今、先生がする行動はただ一つになる。

 イロハさんに十二分に甘えるがために、前提をカチカチにしました。子供になってイロハさんに甘えたいですね。小学生ぐらいが一番脳が蕩けそうなので小学生ぐらいに若くしました。元大人が「赤紫の子守り」に出会うというお話。

 最後に手を付けたのは、ジュンコさんの小説。元々はグルメ巡りと書いていましたが、私は「生徒が必死なところが見たい!」という願望を追加するために、その理由付けとしてカラスに先生を襲わせました。先生はボコボコにされて良いというのが私の思考です。

 この話における先生についてはそこまで考えていません。ごく一般の、平凡な先生を想定して書きました。むしろ、私が考えていたのは「どうすれば生徒が必死になるか」という点でした。

 ジュンコさんを曇らせることは他の生徒と比べて容易です。食べ物がなくなれば、少なからず彼女は悲しむでしょう。しかし、彼女が焦る理由にはなりません。期間限定の食べ物はどうでしょう。彼女の食べ物への執念は強いです。時間通りにしっかりと来るでしょう。

 ではどうすれば良いか。私はこの問いに対し、先生を守らせるという回答をしました。よくあるテンプレートのような展開にはなってしまったかもしれませんが、それでも彼女が身を挺してでも守ろうとする理由にはなります。

 しかし、先生は弾丸一発で死ぬような貧弱な人間。弾丸は素早く、見てから守ることは不可能です。この本がR-18であれば先生に何発か弾丸を撃ち込むことも想定していましたが、流石にそんなことはできません。身の回りにあるもの、かつ先生を襲い、致命傷を負わない。そう、あの黒い鳥になりました。

 ジュンコさんもカラスについては恐らく嫌いの部類でしょう。食べ物を何度か掻っ攫われたことがあるに違いありません。いつもレーダーをビンビンにして警戒することもあるでしょう。しかし、その状態ではジュンコさんは先生を守らなくなります。そこで夢、というのをつけて守らせることにしました。

 余談ですが、カラスが出る夢は不吉な出来事があると言われています。しかし、そのカラスを撃退したり追い返すことは、これからの悪い状況を打破する何かがあるという意味があるようです。

 唯一の後悔は、ジュンコさんに恋心を抱かせられなかったことです。もしあればこの夢の意味を含ませられたんですけれど…

 まあ、何はともあれ。こうしてようやく原稿は終わりました。中々に苦しい戦いでした。この苦しさを言葉に表現するのは難しいので、ぜひ自分で体験してみてください。妄想が出来ないって首を締まる感覚がしますよ。

4-2,納品、確認

 原稿がようやく終わり、挿絵・表紙の完成を確認して、ねこのしっぽさんに納品。これにて脱稿です。

 これが実際の表紙です。無茶苦茶可愛いと思いません?このふわっふわ感。温かさ。私はにっこにこのニコォ!ですよ。ふっふふっふふふふ

 さて、脱稿し終えてなんですが、これでもうゆっくり…という訳にも行きません。サークル抽選の確認が必要です。まあナツさんの小説前にはもうすでに公開されているんですけれど。

 とはいえ、私はその宣伝が必要です。宣伝なしでも行けなくはないですが、流石に本全部を抱えて帰るとなると私の身体が耐えきれません。委託サービスはありますがちょっと泣きたくなってしまうので、宣伝。

「M-14でやります!!!」

 頭の悪い宣伝だ。そう思いながら私は何度かRTをして宣伝をしていきました。これで大丈夫、当日に備えよう。

 

 ンなわけねーだろカス!!!!!!!!

 バカは最終確認を怠ります。私もその一人でした。スペースで使うテーブルクロスや値札等々を全て買い忘れました。ブックスタンドだけ買いましたが、これ以外のアイテムは持っていくのを忘れています。なんなら現地で気づいたまであります。バカ極めすぎだろ…

5,イベント当日

 場所は東京ビックサイト。コミケで一番有名な場所ですね。本来は9時からすぐに開くという予定だったのですが、私は何を間違えたのか一時間遅く来ました。最終確認をここでも怠りました。頭が悪い。

 とはいえ、電車の乗り換えといったものはしっかり用意してあります。時間も間に合うので、電車に揺られながらついっ…Xをのぞき見します。

 しかし、ゆりかもめで向かう場所がビックサイトしかないからなのか、電車の中はほとんどが女性。恐らく売り子かサークル主なんでしょう、最初は女性専用車両にでも乗り込んだのかと不安になりましたが、どうやらそうでもないらしいですね。

これが有名な場所かあ

 さて、到着しました。ここが有名な三角形ピラミッド。私は一度も来たことがなかったのでちょっと興奮しました。人ごみに紛れて奥へと入っていきます。

 おおっと!ちょっと待ってください。どうやら同日に別のイベントもやっていたらしく、ほとんどの波はそっちのイベント方向でした。看板を持っていた人に話を聞くと、真逆の方向にあるのだと言う。そっち人誰もいないんですけど。

 その人のことを疑いながらも足を進め、そのゲートにある文字は「陸海空魔合同演習フレンズ」と書かれていました。ブルーマーケット8はこのイベントのうちの一区画で、他にも艦これや東方、けものフレンズ等があるようです。

 私はここに来てようやく「あれ?すげえデカくない?」と気づきました。元はというとオフィスの一部屋を借りる程度の大きさだと思っていたので、こんなバカデカ空間でやるなんて思ってもいなかったわけです。とりあえずスペースの区画に向かって、自分の本の確認をします。初ご対面です。

ヒューッ!

 問題なし!ヨシ!いい感じに印刷されている本を見ながら頷きました。こいつァ傑作ですよ。私は見本誌の納品をしながら、辺りを見渡します。

「…?おかしいな、周りがしっかりとした準備を…?」

 気づきました。テーブルクロス諸々は自分で用意するんですね。人生そんなうまくいかないってことです。私は苦笑いしながら左右のスペースの人に差し入れを渡しました。

 ものの2分で出来ました。この世の終わりみたいなスペースです。ここに来て無茶苦茶後悔しました。テーブルクロスも値札もないとこんなにも質素になるんですね。本の表紙がすごい良い感じなのに、スペースで完全に台無しにしてしまいました。本当に申し訳なさすぎる。

 お隣のスペースさんも苦笑いしてました。私は深呼吸をして、次は絶対に用意すると決意しながら座って待つことにしました。

 開場時間はおよそ4時間ほど。私は4時間もの間耐え続ける必要がある訳です。ここで心を折られては一時間後大泣きするでしょう。心を強く持つしかないわけです。アナウンスと共に一般参加がぞろぞろと入ってきて、ようやく始まったんだなと感じました。

 開始10分経過。やはりと言いますか、人が来ません。挨拶に来て「後で買いに来ます」と言ってくれた親切な先生はいるのですが、一般参加の方は立ち止まることはありません。このLv.1と言わんばかりのところに来るかというとそりゃ来ないですよ。私もどうするか悩みますよ。

 やはり小説本は手に取られないらしく、周りの漫画本やキーホルダーはあれど小説は見向きもされません。お隣のスペースさんがすごい豪華なのもあって、綺麗に目が吸われていきます。悔しい。俺悔しいよ。なんでスペース組み立てること考えてなかったんだろう。バカだ。

「すみません、一冊」

「…あっ、はい!?」

 ちょっとナイーブになりながらも待っていると、私の目の前に立って指を立てる人が一人。先ほどお声がけしてくれた先生です。

「あっありがとうございます!」

 初めて本が売れました。嬉しいですね。にこにこしながら渡されたお金を受け取り、本を渡しました。私の本が良いものなのかは人に委ねられる。私自身は良い作品だと思っているんですけど、実際どうなのかはさっぱり分かりません。不安だ。

 30分ほど経過。人が来ない。お隣のキーホルダーを売っているスペースには人が集まっているのですが、如何せん全く来ない。完全にこれは私のせいでしかないですね。なんで気づかなかったんでしょうね。自責の念に囚われながら、目の前の現実に向き合います。

「…試し読み大丈夫ですか?」

「あっどうぞ」

 陰キャみたいな話し方しちゃった。そういえば試し読みとかどうやらと書くのを忘れていました。見本誌置いてるのに試し読みのこと書いてないのまたこれはこれでミス。こいついつもガバしてんな。

「一冊ください」

 無茶苦茶にっこり。本が売れるペースはかなり長いとはいえ、やっぱり売れるのは嬉しいです。このまま共感者が増えて私のような小説書いてくれる人が増えてくれたら、私も筆を取らなくて済むんですけど。でも自分好みの小説は自分しか書けないんで仕方ないですよね。

「…こんにちは。私メロンブックスの…」

 1時間半ぐらい経過。メロンブックスさんです。委託サービス中ということで、本を持ってきてくれれば委託受け付けてくれるという。とりあえず今は待機という状態を取りますが、やっぱり波が過ぎ去ったのか、少しずつ撤収する人が増え始めました。ブルーマーケット8は他の所と比べて、切り上げが早い気がしないでもないです。なんでだろう。

「…うーん、これ以上は…良いかな?」

 開始から三時間が経過。流石にこれ以上は人が来ないと判断して、本を段ボールに詰めてメロンブックスさんに委託。残りの数冊は家で保管することにしました。売り上げた冊数は言えませんが、まあまあ上出来というところです。お隣のスペースさんとついっ…Xを交換して、その場で解散ということになりました。

 本当は他の人と交流をしたかった気持ちはあるのですが、仲良く会話している最中に割って入りたくないという気持ちと、私はコミュ障なので「私は…いらんか…」と勝手に悲しんだというのもあってやめておきました。でもいつかは打ち上げとかに参加してみたい気持ちはあります。人生ソロプレイヤーが打ち上げに参加できるのは恐らく一年後になるでしょう。トホホ。

6,同人誌製作を通して

 こうして帰って数日が経過しましたが、やっぱりスペースの組み立てでポカやらかしたのが一番後悔しています。ここまで色々と準備してもらったのに、全てをへし折ることをしてしまったので、今回の表紙や挿絵を担当してもらったAQZ先生や、私の背中を押してくれた先生には申し訳なさでいっぱいです。本当にすまんかった…

 本を作ったということについては、後悔はしていません。まあ赤字も赤字というところで苦しいですけれど、同人誌なんて赤字覚悟で作る前提ですから。そもそもお金稼ぐものでもありませんし、ここはすでに理解していました。どちらかというと周りに知られるというリスクが一番怖かったです。特にリアルの知り合い。

 そして、やっぱり小説はあまり選ばれにくいんだなというのも感じました。私の力量不足という点も大きいでしょう。スペースが酷いというのも。こういったところで、やっぱり「文」と「絵」の格差を感じてしまいます。世間一般的に、長文を読むのはあまり好まれない傾向があるのでしょう。

 多分ですが、次本を出すことはないと思います。優柔不断とかそういったことではなく、ただ単に「本を出す」という経験をしたので、これ以上はやらないという気持ちです。別世界線の私だったら出すかもしれませんが、少なくとも今は無理です。

 いつもPixivに出していた以上、Wordと書き方が違ってすごい苦労しました。特にセリフをぶった切らないように文量を調節するのが苦痛でした。ここまで考えて文を書くともなると、妄想するだけでは無理というのが理解できたので、これが良い経験になったなと思います。

 最後になりますが、ここまでくだらない備忘録を読んでいただきありがとうございました。今度は洞窟探索か地底湖探索の記事で会うかもしれませんね。

 菓変'zzzでした。

Be a Traveler forever.

三頭山登山報告書

突発的な思い付きで始まった三頭山登山報告書、はっじまるよ~!

ということで、前日に突然三頭山登山を計画して登山することになりました。今回はその報告的な物です。レポートって言うべきなのかどうかわからないよな

もくじ

0,計画

まあ前日に突然登山しよう!なんていうバカみたいなことは言いましたが、そんな簡単にほいほいと行けるものではありません。

どんなものでも、やっぱりそこに行くまでのルートだとか、当日どう動くのかだとか、どういう道具が必要なの
うるせ~~~~!!!!!しらね~~~~~~!!!!!!!

FINAL FANT

  ASY*1

前日にそんなこと突然考えてる奴が計画を立てるわけないだろ!いい加減にしろよ!

嘘です。流石に少しぐらい立てました。それはもう砂に割り箸を刺したぐらいで。*2

まず、なんで三頭山にしたんだっていう話なんですけど、その前に過去に筑波山に行ったレポートは読んでくれたでしょうか。

henkotu-kasi.hatenablog.com


読んでないよ~!って方はこのブログの4~6から見ると大体分かると思います。良かったら全部読んでね。まあ読まなくてもいいんですけど。

話を戻します。あの後に「他にも行けそうな山調べてみるか~」と思って調べていてちょうど見つけたのが、三頭山なんです。

ちなみに、読みは「みとうさん」です。間違えても「さんとうざん」なんて読んではいけませんよ。三頭山は未登山で私はこれで三登山!なんてね、はっはっは!すみません。
他にも近場の山ってのはあるんですが、当時の私は何も考えていませんでした。そりゃ前日に行こうって考えた奴だからね!行ければいいんですよ!

今度はルートを調べよう!って思って、電車でどれくらい行けるかなと調べました。
自宅から~!山の最寄りまで~!2時間!

2時間!?

2時間!?!?

前に焼きまんじゅう買いに行った時と同じぐらいの長旅じゃないか…たまげたなあ…*3

とりあえず最寄りから山のバスを調べることにしました。筑波山も結構遠かった覚えがあったので、そこは抜かりなく調べます。これが時刻表。

西東京バス時刻表 | 交通案内 | 東京都檜原都民の森

都民の森、というのが私の向かう山の入口のような場所です。うーん。少ない。
山に対し一時間にそんな何本も飛ばすのは圧倒的に非効率というのはわかってはいますが、やはり少ない。
本数が2時間に一本くらいしかないということは分かったので、あとはバスの時間に合わせて電車をセットします。

…さて。私は連絡バスというのを知らなかったせいで「これは業務用だから一般は乗れないだろうな」と勘違いしていたのですが、実はこれでも行ける、というのが帰宅後判明しました。

つまり私はバカみたいに明日早く起きないといけない、と思って、起床時間は遅くても5時ということにしてしまいました。
私の睡眠時間は7時間ぐらいなので、10時に寝ないといけないわけですね。

あれ?そういえばバスから山まで何時間だろう?筑波山の時は体感30分ぐらいだったので、それほど問題は…

「70分ぐらいはかかるよ」*4

う、うわあああああああ!!!!!!!!ただでさえバス酔いがあるっていうのにお前!!!!!!今からじゃ酔い止め買えねえぞ!!!!!!!
私は半ば絶望しながら、その後の登山時間やらを考えていました。泣きながらね。クッキーでも泣くんだぞ!

登山ルートに関しては、この人のブログを参考にしてブナの路ルートで行くことにしました。

yamahack.com

右から左に進みました

最初に一気に登って、下山ではゆっくりと下る感じです。

筑波山では結構急なせいで私は本当に散々な思いをしたので、ゆっくりとしている方が良かったんですよね。精神的にきついのはちょっとね

ちなみに、この時になんで調べなかったのかは知らないんですけど、山頂に店があると思い込んでました。筑波山みたいにあるわけがないだろうが。

さて。そんなこんなで、登山の準備をしてTLを見つめていました。登山前日は、とある即売会があったのでそれはもう賑やかでした。
まあ、私は行けなかったので山に行くことにしたんですがね!ガハハ!

キレ散らかしながら睡眠の布教をして、私は就寝しました。持っていくものとかは行く途中で用意すりゃいいか!の精神です。バカだね~!*5

1,いざ出発

予定よりもかなり早く起きられました。4時って。
実はこれにはちょっとした理由がありまして、あんまり寝つけなかったんですよ。
旅行前は興奮して寝れない、とかそういうものではなくて、ただ単に早く寝たせいで体が混乱して、妙に現実味のある夢ばっかり見せてきたんですよ。
ベッドの上から起き上がって動いたのに、瞬きすると元に戻ってるみたいな*6、そんな夢ばっかり見てたんです。

初手から精神的に削られつつ、なんとか現実で起き上がれました。不健康な生活がここで響いてきました。

この季節であると、まだまだ外は暗いです。空もじんわりと光が満ちていく感じで、やっぱり暗い。何より目が辛い。開けるのが辛い。

深夜にちょっと飲み物飲むか、って思って廊下まで歩いて電気つけた時並みにきつい。

この時は、光に慣れていないというのと、先ほどの夢のこともあっていつもよりもテンションが低めでした。

しかし山に行くと決めた時点で私の行動は変更できません。朝飯のパンをギュッと*7圧縮して飲み込んだ後、外出用の服に着替え、見た目も変えて外に出ました。クッキーのままだと怖がられるからね

この時点で大体午前5時ちょっとです。ここらへんからようやく空が明るくなってきました。街灯が消えて、道もある程度見えるぐらいです。
睡眠を布教したからかそんな徹夜いない?と思っていましたが、全くそうでもありませんでした。RTした絵に対する反応がバンバン来るので。RTしたツイートへの反応は通知に出さなくていいと思う

近くのコンビニで飲み物や菓子、あと登山中に食べる食料もいくつか買って、駅へと向かいます。

食料のおにぎり。これが後の昼飯です。

飲み物の水ゼリー。物凄くスーッとする。

おやつのチョコレート。業務用と言わざるを得ない微妙な甘さと雑味。

撮影を忘れていましたが、これ以外にもアクエリアスを買っていました。流石に水ゼリー常飲はきついので。

ゲッホウォエッくっさ!!!!!!!!甘い匂いキッツ!!!!!!

先にちょっと開けとくかと思った私がバカでした。開けない方が良かった。甘い匂いは好きじゃないんです。

私はそんなことにキレ散らかしながら、ガラガラに空いている電車に乗り込みました。

やっぱり早朝だからなんでしょうね、席を二つ独占しても問題ないぐらいにはがら空きです。なんなら反復横跳びしても大丈夫なくらいには余裕です。しませんけど。

電車から電車へ移り、少しずつ人が増えてきました。でも、その人たちは仕事で乗っているようには見えません。
やっぱりGWだからなんでしょうね。旅行に行くのであろう家族連れであったり、私と同じ山に行くつもりであろう装備をする方々だったりと、休日を満喫しているように見えました。良いね!

私はそれに平和だな~!と思いながらまた電車を飛び飛びしながら景色を見ていると…山に近づくにつれて、どんどんビルや家が消えていき、畑が広がり始めました。

THE 田舎

前の焼きまんじゅう遠征でも見ましたが、やっぱり田舎の景色って心が落ち着きますね。
都会のやかましくて不気味な静けさを持つビル群とは違って、田舎の景色は穏やかでほのぼのとしています。見慣れていないからそう感じるだけかもしれませんけど。

やっぱり東京から離れたらこうなるんだな、って思いながらマップを起動してみました。

東京じゃねえか。バチバチに東京じゃねえか。都会どこだよ。

驚くほど東京でちょっと笑ってしまいました。私はどうやらこの都会を田舎だと思っていたようです。ちょっと騙された気分です。
畑を見てる最中に「でけえ草原があるぞ!」って驚いてましたが、それもただのデカいスーパーマーケットだったりもしました。私の純粋無垢な心をだますのはやめるんだ。いうて純粋というほどもねえけど

そしてそんなこんなで到着しました。武蔵五日市駅です。

正面撮ってくれ。これじゃどこだかわからねえよ。天井が良いことはわかったから、正面の写真をくれ。

この駅のホームにはステンドグラスがあって、かなり綺麗なのですが私は撮り忘れました。行く人は是非見てください。

それはそうと、今度こそ正面の写真を…

何の写真だよ。確かに正面の写真だけど、その変な噴水の写真を撮ってほしいわけじゃねえよ。

…確か撮影をしたはずなのですが、なぜかフォルダ内には一枚もありませんでした。私の記憶違いだったようですね。自分の目で確かめてくれ。*8

バスの出発時刻よりも15分ぐらい前に到着したのですが、もうすでに20人以上は並んでました。一足遅かった。

バスの人によって列を振り分けられ(都民の森以外にも別の行き先があるらしい)、それでも全く減らない列。座れるか不安になりながらも、バスに乗り込みました。

先ほども言ったように、私はバス酔いだけはダメなんです。なのでなるべく景色が見えるような窓近くが良いな~って思いながら席に座りました。

バスって後ろは二人用四人用、前は優先席と一人用、あとなんか自意識高めの椅子があるじゃないですか。失礼だよ

私の前には、それはもうたくさんの登山客がいたわけです。
私よりも登山経験豊富そうな装備を持った歳高めの人間と、別の意味で経験豊富そうな人間。どちらも都会のビル並みにうるさい
その中で、私だけはソロプレイヤー。
意味は分かりましたね。

窓の見えない優先席送還ですよ!

ほとんどがグループなので、後ろの二人四人はもちろんのこと、あまり使われない高めの椅子も使われてました。

ちょうど私で乗り込む人全員らしく、席もちょうどぴったり。でも、景色を見るためだけに立ったまま行くのは厳しいんですよ。
だって、山に到着するまで70分ですよ。その間揺れに耐え続けるのもきついですし、その後山を登るのももっと大変です。
なるべく体力は減らさない方が良いと思い、座るしかありませんでした。座らないよりかはましですからね。

うーん。景色は見えるけど、やっぱり揺れがきついな。ちょっと寝たい。

うーーーーーん。寄りかかれない。ドア近くのせいで壁もなきゃ後ろも微妙に遠くて寝れない。

うううううううううううううう!!!!!!!!!!!ウゴゴゴゴゴバガビビビビビビビbきつい。なんでなんだ。

場所が最悪。景色は見えるんですが、やっぱり写真が撮れないというのはストレス。
後ろは窓ではなく壁なので、写真なんか撮れやしません。
さらには頭を後ろに倒して寝るにはちょっと不便。角度的に首を痛めてしまいます。
なので、前に倒して寝るしかないんですが…揺れがきつくて寝るに寝れない。朝早く起きたせいで、寝不足のような感覚がして、そこに酔いも加算されてとてもきつい。
ただ吐き気というほどでもなく、どちらかというと酔いと怠いを混ぜた残飯のような気分です。こんなんじゃ餓鬼にも食われることはないでしょう。

ただただストレスのたまるバスの旅。山道だからかカーブがかなり多く、さらにはスマホの通信もダメで気を逸らすことも出来ません。車の中でスマホを見るのは逆効果なんですけど
周りは仲が良さそうに色々としゃべっていて、ここであの死神がいればと思いました。きっとあの死神であれば多少気を逸らすことはできたでしょう。

2,三頭山と顔合わせ(登山前半)

とても山

苦痛に悶えながらもなんとか到着しました。ここが都民の森、と呼ばれる、所謂三頭山におけるスタート地点のようなものです。

実はここ、車やらバイクやらでも来ることが出来るということで8時なのにもかかわらずかなりの車が止まっていました。
バイクは登山目的ではなく、ここから下までを駆け上がるのが良いとのこと。確かに道路爆走するのは楽しいかもしれない…

話を戻して。私は特に用意するものがないのでさっさと山へと向かいました。
用意するものがないといっても、登山道具ばっちりというわけではありません。というか、私は登山道具を何一つ持っていません。

登山で必要なのと言えば、熊除けの鈴だとか、ステッキだとか、虫よけ、絆創膏…何一つありません。
だって、私は登山をガチでやろうとは思っていませんからね。登山を舐めすぎだと有識者にプレス機で潰される可能性が上がりましたが、知ったことですか。

あ、でも帽子だけは持って行きましたよ。木が大量に生えている山では、帽子なんかただ蒸れるだけなんですけど。
なので、ちょっと風通しの良い帽子を選びました。麦わら帽子みたいな素材で出来た奴です。

さて、早速登山開始です。ルートでは右の道からだそうですね。
うん、傾斜がきつい。

前にも筑波山には行きましたがそれ以上にきついですね。
筑波山は大きな石が多くて、ぴょんぴょんと跳んでいくことが多かったんですけど、三頭山は道が平坦なのに対して傾斜が急です。ざっと20度はあるでしょうか。
体感では30ぐらいあるとは思うんですけどね。

伝われこの思い

やはり写真ではわかりにくいでしょうか。全然わかりませんね。そりゃそうか。
なかなかどうして2Dというのはわかりにくいんでしょう。クッソォーッ!

とにかく急で如何にも山!という感じの道を歩いていきます。左にある柵の方には川があって、あんまりざばざば流れていません。私は自然の水を見ると興奮するという狂犬病亜種のような奴なので、ちょっと悲しくなってしまいました。

まっすぐ進んで、途中で階段を上りました。なんときつい…と思いながら進むと、川を越えて…車が走れるように整備された広い道と合流しました。私はあれ?と疑問に思います。

奥にうっすらと見えるのが、合流した道です。

この合流した道、先ほど「別のルート」とされていたものなんです。つまり本来ではこっちの道に合流はしないはずなんです。
たった歩いて5分程度ですぐ合流するなら、元からこっちの道を歩いとけば体力無駄に使わなくて済むんじゃないか?

私は困惑しながら近くの看板を見てみました。うーん!ルート同じ!なんのためにあそこ歩いたんだよ!

もしかしたら、あれは足つぼマッサージかなんかだったのかもしれません。でもまあ傾斜は合流しても変わらないままなので、このまま進みます。

これで…!

さて。ある程度歩くと、目の前にはトンネル、その上には大きな木造施設がありました。後であそこに行くんでしょう。
紹介では、木工なんとかかんとかと言われていました。そうか、と思いながらトンネルを抜けて、建物を見つけました。私はガン無視してそのまま次に。

建物に行っても良かったんですが、私は決めたルート以外の場所に行くことは結構嫌いなんです。なんか不安じゃないですか

これでようやくわかるだろ!これだけ傾いてんの!

 

そんなこんなで建物の裏に移動して、階段を上がって…シカが外に出ないように、と作られた扉の奥に進みます。

体育館の仕切りみたいなネットの壁を紐で繋ぎとめただけの超簡易的なものだったんですが、中々に不安を煽ってきます。立ち入り禁止区域みたい

整備された道が消えて、さっきと同じような荒れた道に元通り。少しずつ上っていって…

ウワァーーーーーーッ!!!!!!!!

撮影をガバってしまいました。シャッター音が鳴るまでカメラ動かしちゃダメなんですね。*9
それでは、気を取り直して…写真も撮り直して…

ちょいと登り、再度撮影。木材工芸センターという奴だそうです。下山後またここに戻るらしいので、その時にでも行くとしましょう。

また道と向き合います。この時から虫が非常に腹立つようになりました。

何でかって?そりゃ、クソほどうるさい羽音鳴らして周り飛び回るんですよ!?しつこいったらありゃしない!
手で払っても払っても近く来るんですよ!時には耳元飛んできたりと非常に厄介です。
ただ、蚊がいないのは唯一の救いでした。もしいたら、私は速攻で下山して虫よけを買いに行くところでした。割と本気で。

私は蚊がとんでもなく嫌いです。絶滅してほしいほど嫌いです。あいつら、周りに誰がいようとも一目散に私に集ってくるんです。
そんなに血がおいしいって言うのかよ!*10

話がそれましたね。ハエというほどではありませんが、割と大きめの虫が視界に必ず存在します。写真では虫は排除されるんですが、実際に行くとやっぱりどうしても虫がいます。
山だからそりゃ当然虫がいるんですけど、正直人間がいるとわかっているならさっさと離れてほしいですね。ちょっかいかけないでほしい。

山を登ること数分。私は体力があまりにも少ないので、休みを刻みながら上っていました。すると、途中で若い男性の方と会いました。

「こんにちは」

実際こんなガチガチの装備ではないのですが、それはともかく気さくに話しかけてくれたので私もにこにこしながら話をしました。
今日は天気が良いですね~、というコミュ障特有の言い出しに対して「そうですよね!今日は急遽晴れになるって聞いてびっくりしましたもん!」という回答。
実はこの日の夜から二日後まで雨という予報だったんですが、私は全く調べていませんでした。

そうなんだ!と驚きながら、登山の経験はあるんですか~とか、傾斜が急ですよね~なんていうことを話していました。私のくだらない質問でも色々と答えてくれて親切でした。

私は途中で休憩をすることにしたので、そこでお別れに。コミュ強っていうのはああいう人を言うのでしょう。己の弱さを噛み締めながら、チョコを一口食ってまた歩くことに。

鞘口峠に到着しました。最初の場所は標高が1000mぐらいだと言われてたので、もうすでに140mぐらい登ったということになります。
文では爆速ですが、実際はそんな早くありません。いや、平均と比べたら結構早いんですけど、体感では結構長いです。本当ですよ

ちなみに、さっきまではちょっと歩いただけで休憩所があったのに対して、ここらへんから一気に頻度が下がります。
そのため、自分で座れる石を探すなりして休憩しなきゃいけなくなるわけです。
一応ベンチはあるにはあるんですが、虫に食われてるのか腐ってるのか、座るとぐらりと揺れたり、なんなら崩壊しそうなものまであります。
登山者は座る時でさえも常に気を張らねばならないのだ…!きっつい

ここから、地面が落ち葉やらなんやらでもさもさしてきて、少しずつ滑りやすくなってきました。左上の奴が休憩所です。
ただのもさもさしている坂なんですが、岩などがない分するすると進めないので面倒なことこの上ない。地道に上るのはちょっと苦手だったりするので、割と苦痛だったりします。

岩が大量にある方が苦痛なのかもしれませんが、私は階段を一段飛ばしすることが多々あって、ジャンプ力に関しては自信がある方です。
それもあって得意な方で登れたら楽だったんですけど…
こんな滑りやすいところでぴょんぴょん跳ぼうものなら、跳躍時か着地時に毎回幸運を振る必要があるのでやめます。

ちなみに、足を滑らせればもれなくリスポーン行きになります。
その先にあるのは倒木。転がり落ちれば、頭をぶつける場所はほぼほぼ木になるでしょう。
もしなんとか当たらずに済んだとしても、体中打たれて動けなくなるだけです。どのみちお陀仏ルート、リスポーン案件ですね。
氷みたいにつるつる滑るかと言われるとそうでもありませんが、走るのは厳しいって言うぐらいです。

道も道なのかどうかが判断しにくくなってきました。人が歩く場所というのは土が固められ、根っこやら石が露出してるのでわかりやすいとは思いますが…

右下の所が道なのは見えるでしょうか。これ、そのまま奥行くんじゃなくてそこから左真ん中へと道が続いてます。うっすらとあるでしょう。
獣道なのか、山道なのか。もし間違えれば…運が良ければ遭難、悪ければ足を滑らせてリスポーンでしょう。

序盤だというのにもかかわらず、もうすでにリセットボタンをちらつかせてきたわけです。
まあ筑波山でもこういうことは割とあったんでいいんですけど…なんなら一回遭難しかけてますからね

問題として、筑波山とは違って周りの高さというのがなく左右に動いて登るタイプなので、割と迷いやすいです。
10円を弾いて、穴を避けてゴールまで運ぶゲーム知ってますかね。左右にコロコロやるあれです。調整がめんどい奴。ああいう感じで行くことになります。

標高が1200mになりました。道は未だにデカい岩とかは出ずただの急な坂です。最初の方はやっぱりこういう方が登りやすいんですかね。

ここでルート分岐。ブナの路を進むか、登山者ルートを進むか。
私が進む予定はブナの路のはずなんですが、当時の私はそれを忘れて「登山者ルート行くか!」という軽い気持ちで別ルートに方向を変えてしまいました。*11

実際のところこれはルートどちらも同じなのでどっち行っても良かったんですが、どうせならと思って登山者ルートを選んでみました。

登山者ルートは、初心者が行くような場所ではなく、しっかりとした登山装備を用意して進んでください、と書いてありました。
さらには、道が狭くて雪が降ったらしばらくは溶けない、とも。おもしれ~!

いや鉄骨渡りか?冗談じゃないレベルで狭いじゃねえか。山登りって言うとやっぱりこれだけ狭いんですかね。
大体幅は私の肩幅と同じくらいです。左は壁、右は崖。うーん、道が分かりやすくていいな!

そういえば、ここには鹿が出るとか何とか言っていましたが、ここで私がタックル食らったらお陀仏しますね。*12
そう思って回り見てみると、確かに植物が少ないような気もしました。木はあるけど、腰以下の草はほとんどないというか。
雑草は生えてるんですけど、大半がなくなってるように見えました。鹿に食われたんでしょう。

途中で近くの葉っぱががさごそする音が聞こえましたが、ストーカーされてそうな気がしますね。クッキーだというのがバレている…?

いつの間に

おや、看板を見つけました。さっきいた場所が鞘口峠なので…ざっと600m進んだということになりますね。意外と短い。
一応このルートは最短で三頭山に行けるルートなので、傾斜がきつい代わりに短いんでした。あと少しで行けるかもしれませんね…

3,通信が途絶える(登山後半)

ブログのためのメモをツイートとして書き残しておこうと思ったら、通信が途切れてしまいました。筑波山ではどこでも通信が出来ていたので、遭難したら不味いですね。
さらに言うと、このツイートを送信した後に圏外になったので結局送信できませんでした。

筑波山は基本的にロープウェイの近くを登るようになっているため、大体通信が可能になってるんです。
というか、頂上近くで通信が出来るようになってるのもあるんでしょうけどね。

通信が出来ない状態で110番に救助求めることって出来るんですかね。通信できないのに。

休憩所

ようやく休憩所となる「見晴らし小屋」へとやってきました。これが中間地点的な奴で、ここからまたさらに登ることになります。
どうやら先ほどまで休んでいた人がいたらしくて、私が到着すると同時にぞろぞろと出ていくのが見えました。登山装備かつ喋りながらだったので、恐らくは歳のいく人間でしょう。
私は流石にその背中を追いかけることはできませんでした。

さて、それはともかく。見晴らし小屋と言われている場所なんですよ。さぞかし良い景色を眺めることが出来るはず。
あの山頂の絶景と比べたら劣るかもしれませんが、それなりに良いはず…

おっ!

これは中々じゃないか!?あたり一面を見渡せる絶景とは別で、これは絵画のような美しさがありますね。
ちょうど周りの木がフレームになって、奥の山々に目が惹かれてしまいますね。これは良い。

見晴らしが良い、とはあまり言えませんが、これはこれでアリではないでしょうかね。

ベンチに座りながら、水分補給とチョコを摂取して、また出発。
私は座る度に水分を補給しているので、結構な勢いで飲み物が減っていきます。こまめに飲むのは大事だからネ!

あ、リュックも置けるなら置いておくと、肩を一時的に休められて良いですよ。リュックを置いたということで、精神的にも気持ちが楽になったりします。
これは私の体力回復速度が高いからなのかもしれませんけど、休むときは休むっていうメリハリをつけるのは山の中でも大切だと思います。
中途半端に休んでも、体は休んだ気になりませんからね。

オァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!

標高1400m突破しました。シャッターの切り方学んでくれよ。

話は変わりますが、山登りってやっぱり運動部みたいなイメージあるんですかね。
確かにあんなバカ高いところを登ろうとするなんてやりたいかと言われるとそんなやる気湧きませんよね。わかりますよ。
でもですね、苦行を超えた先にある絶景って格別ですよ。本当に。

運動に苦手意識があるのはよくわかりますよ。だって私だってマラソンなんかクソッタレと思うぐらいに嫌いですから。
というか、どちらかというと運動が嫌いではなくて体育が嫌いなだけなんですけどね。バカ高い平均を超えないと駄目ってね!アホ!無理だろ!平均じゃなくて中央値出せ!
体育と言えばあれもありましたね!声出せって奴!この人数でその程度かよ、って!全員が口から波動出せるわけじゃねえのにね!アホ!

…ずれましたね。まあ、運動していた時期からかなり時間が経って、体力的にきついと思うかもしれないですし、休みが取れないとか休みの時にそんなことしたくないなんて思うかもしれないですけど。
それでもですね、一度山には登ってほしいな~って思いますね。山が無理でも、ハイキングとかそういうのでも十分良いと思います。
(花粉アレルギー・虫嫌いでなければ)自然に触れることはかなりリフレッシュになりますからね。そして、山登りという達成を得るのも良い経験になりますよ。

その経験が何に使えるかは…使い方次第です。ウス…

標高が1500mになりました。三頭山は標高1525m近くなので、あと少しで行けそうですね。

そうそう、説明を忘れていました。三頭山はその名の通り頂上が3つ存在します。
とはいえ、頂上行ったら一番下に降りてからまた上がるなんて言うわけではなく、山同士が繋がってる感じなので一気に3つの頂上に行けます。お得ゥ!

まあ、標高が近いからと言って頂上が近いかと言われるとそうでもないんですけど…とはいえ、ここまでいけばラストスパート。あとは横にたったかたったか走るだけで到着します。

最初に東峰。その次に、50mもしないうちに中央峰到着です。実は「三頭山」という派手な石が置いてあるのはこいつらよりも下です。
東は1527m、中央は1531mに対して、「三頭山」石は1524m。真ん中でも一番高いわけでもないところになんで石置いたんだ?

さて、これを撮りながら私は一つ謎に思ったんですよ。店が一個もないな…と。
そりゃそうですよ。前にも言っていましたが、三頭山の頂上に店は存在しません。自分で弁当を用意して、頂上で食うのが普通です。
最初に筑波山に行ってきたせいで、常識を間違えてしまったわけですね。三頭山行く人は気をつけましょう。

お土産とか、食べ物に関しては三頭山の入口「都民の森」で購入することが出来ます。その場で食べるタイプなので、頂上まで持っていくことはできませんが。

というわけで、なんとか三頭山踏破です。嬉しそうですね。
三頭山は周りに木があって見渡すことはできませんが、その代わりに富士山を見ることが出来ます。晴れていればの話なんですが、今日は幸運にも曇っていませんでした。

フッジサーン

写真の真ん中!見えますか!?富士山の上に、ポヨ…って感じで小さくて丸い雲が乗ってるんです!ちょっとかわいくないですか!?
生き物としていたら絶対可愛いけど、後々でとんでもない怪物となって人類屠るタイプだな~!って思いながら、持ってきたおにぎり二つを食ってました。どういう感情?
どっちも鮭にしたのはちょっと外れだったかもしれない。あと消毒もなんもできないし手も洗えないから、素手で食うおにぎりは衛生的にもダメだったかもしれない。
次来るときは箸で食うタイプの弁当にしとくべきかもしれませんね。それかおしぼり。

4,ホップ、ステップ、ジャンプ(下山・前編)

さて。飯も食い終えて満足したので、ここからは下山となります。頂上には全ルートの案内をしてくれる看板があるので非常に助かりますね。
私のルートでは、ここからムシカリ峠に進まなきゃいけないんですが…ムシカリ峠の看板がどこにも見つかりません。そういえばムシカリって何…?

でも一応方向としては三頭山避難小屋方面です。途中で分かれ道があるだろう!と思いながら避難小屋方角を指す看板に従って山を下り始めました。
さっき来た道を引き返しているような気がしますが、きっと気のせいでしょう。景色結構似てるんですけど。

不安になりながら進んだんですが、避難小屋か滝かのどちらかと言われました。ムシカリ峠方面には滝があるはずなので、恐らくこっちでしょう。
登山中の時にかなり見た「ここは○○です 標高XXm」の看板もありません。これもしかして遭難して…遭難してないそうなん!?

ウオッショアアアアアア!!!!!!!!!
ただの網でした。ちなみに登山中に網を見たのはこれが初めてです。嘘です。入口で見ました。オイ!

網で囲まれた中を見てみると、なんか植物がありました。鹿に食べられないようにするためなんですかね。特に落ちそうな場所も見つからなかったので、保護用の網なんでしょう。

ラッシャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

ただの道でした。特に落ちたとかそういうわけではなく、何かを撮影しようとしてガバっただけです。なんなん?

当時の私は今までの中で一番安全にかつするすると駆け降りることが出来たので、なんか嬉しかったんでしょうね。
ちなみに、私は楽しくなると声がバカでかくなったり、声のトーンが奇声と言われるぐらいに高くなったりする癖があります。
声のトーンが高くなるのは抑えられるので良いんですが、声量に関してはどうにも調節が難しいんです。
体育の時に嫌というほど大声を強制させられたので、どうしても出やすくなってしまってるんです。許してください。
まあ独り言やめりゃ声なんてすぐ小さくなりますけどね!はっはっはっは!

悲しくなってきました。

ウラアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!

道です。この時の私は興奮しすぎてシャッターのことすっかり忘れてますね。いい加減にしろよ
このままだと本当に頭のイカれた野郎だと思われてしまいます。実際そうではあるんで否定できないんですけど。
前のブログで「下山中にテンションが上がる友達がヤバくみえた」って言ってましたが、人のことまったく言えませんね。

倒木

おっと。スキップしながら進んでいたら道に倒れている木を見つけました。しかし完全に倒れたというわけではなく、なんとか根っこと丸太で耐えられているというような感じのようです。

右の地面がもっこりと盛り上がっているのは、根っこが絡んでいるからですね。にしてもなんで倒れたんでしょう。
他の木を見ても特に問題はないのに、これだけは倒れてるんですよね。他も倒れてたら残っているはずですし、撤去するならこれも一緒に回収するはずなんです。

まあ、一種の飾りかなんかなんでしょう。確かに越える時はちょっと怖かったですけど。打ち上げられそうで

乾いた川

さて、この辺から乾いた川のようなものが見えるようになります。大雨が降ればこれも川になるんでしょうけど、今のところ一滴も見つかりません。
私は自然の水が大好きなので、早く見たいところなんですけどね。特に流れてる水が好きです。噴水はそこまで好きじゃないです。

だって、流れてる水って心が落ち着くじゃないですか。私の場合は逆に興奮してしまうんですけど、それはともかく良い音じゃないですか?
噴水は人工で捻じ曲げられたような感じがして、好きになれないんですよ。音も滅茶苦茶で、なんだか落ち着かない。個人の意見ですよ!

もし家にカコンって鳴るあのししおどしが置けたらどれだけ良いことか。あれは人工物ではありますが、静かに流れる水が人工を思わせないのが良いんです。
そんなことを思いながら、ぴょんぴょんと軽い足取りで進んでいきます。

複雑

川の傾きに対して道がゆるやかなせいか、とちゅうで折れ曲がったりして間に合わせようとし始めました。
当然ながら跳躍してショートカットしようものなら足を滑らせるので、リズムよくターンして移動します。

この場所を見てふと思い出したんですが、ワリオランドシェイクってやった人いませんか?Wiiのソフトなんですけど。
内容としては、捕まった姫を助けるため(姫の持つ、振れば振るほどほどお金が出る袋が欲しい)ワリオが全世界を旅してボスをぶちのめし、妖精たちを救い出していくっていうアドベンチャーなんですけど。
その中で、妖精を救った後は制限時間内にステージを駆け抜けて元の入口に戻らなきゃけないんです。そこの部分が大好きで。
「急げえええっ!!!」って感じのBGMが良いんですよね。

話す意味あった?さあ…

5,水発見(下山・中編)

川沿いを跳ぶこと数分。風の音や鳥の囀りに混ざって、何か別の音が聞こえてきました。
さぁぁという、風に似たような音。しかし、風は吹いていません。
環境音を聞いたことがある人ならわかると思うんですけど、川の流れる音ってさぁぁっていう感じの音ですよね。
つまり、近くに水が流れているということです。
この流れ的にもうわかっていますね?私は嬉しくなって走りだ

水だ!!!!!ヒャッホォーーーーッ!!!!!!!!!

失礼しました。ブレブレなので撮影し直します。落ち着けよ

水たまり

ようやく水を発見しました。しかし、どこから流れてきているのかはさっぱりわかりません。
ちょっと石の下とか覗いてみましたが、この水がどこに流れてるのかもわかりませんでした。
つまり、水の音はここからではないようです。雨が降ったという様子もないのに、一体この水は何処から来たんでしょうか。

それはそれとして。ついに見つけることが出来た水。川の水というのは必ず冷たいというのを聞いて、早速指を入れてみたいのですが…少しばかり遠くて、指を入れられません。ゴムゴムの実を食っていれば…

この小さな水たまりで満足している場合ではありません。もっと水がたくさん流れているような場所を探しに行かなくてはなりませんね。

 

これはちょっと遠くなってから撮影した川です。あんまり良くは見えないと思いますが、水が流れてますよ!

この時になってようやく「カメラ持ってくればよかった」と後悔しています。
なんせ、このスマホじゃ拡大しても画質悪いだけで全く撮れないんですよ!やっぱりスマホで撮影ができるとはいえしっかりとしたカメラを用意すべきでした。
次また山行くときはしっかりとしたカメラを用意します。写ルンですみたいなものとかでもいいので…

水が増えてきたからか、石に苔が多くなってきました。元からだったかもしれませんが、最初の時よりもびっしりと緑の苔がついています。
こうして苔がたくさんあればあるほど、人が入っていない自然って感じでとても良いですね。
苔は(種類にもよりますが)基本的に人が踏み荒らすような場所には作られません。
表面から水を吸って成長するので、潰されると水を吸う場所もなくなってしまうというような感じなのでしょうか。というか、人が歩く場所は大体水が消えていくのでそういうのもあるんでしょう。

ついにこれだけ近づけるようになりました。それでは早速、指を…

うーーーん!!!!冷たい!!!!!

氷みたいに冷たいというわけではなく、冷蔵庫から取り出した水ぐらいの冷たさです。
当然綺麗というわけではないのでばしゃばしゃと手を突っ込むようなことはできませんが、もしできるというならここにペットボトルを入れて冷やしてみたいですね。

よく映画とかである、川にペットボトルやスイカを入れて冷やしたりするあれです。紐は持ってきてないのでどっちみち出来ないんですけどね!

ちゃぽちゃぽ…

水が流れ落ちる場所が撮れました。これをずっと聞いていると眠たくなってきますね…
いつも寝る時にこういった環境音を聞きながら寝床に入っているせいなんでしょうけど、とても心が落ち着きます。良いですね…

…ブログ書いている私も眠くなってきました。少しコーヒーを飲んで書くとしましょう。

Windowsのロック画面にありそうな写真が撮れましたよ。画質は荒いですが、ご自由にどうぞ。ネットで漁った方が良いもの見つかると思いますが。

水とかだけでなく、こういった木々も見ているだけで落ち着きます。もしここにベンチがあれば、少し座って景色を眺めながら川の音に耳を傾けていたかったです。
この時の私はそんなことするほど落ち着いていなかったんですけど。ガハハ!

メタ発言はやめて、さらに岩と岩を跳んでいきます。ここらへんから、時々川を渡らせるようになってきました。
足を滑らせたらお陀仏するわけではありませんが、確実に帰りは嫌な気分になるでしょうね。

あっ!見てください!テレビかなんかで紹介されてた、指で触れると葉がぱたぱた閉じる奴じゃないですか!?
知ってますよ!なんかドラゴンなんとかみたいなかっこいい名前ついてたんですよね!
でも噂では葉の裏にびっしりと小さい虫がついているとかなんとかって言うのも聞きました。ぴったり触ってたら、指に虫がついてしまうかもしれませんね。
ではさっそく…ちょん、と触れるだけで確か反応するはずですね。

スッ…

反応せんかった…

どうやらこいつは偽物のようです。ぱっと見ではかなり似てると思っていたのですが。
さらに言うと、触れると閉じる植物は「オジギソウ」というそうです。名前も間違えたしそんなかっこよくなかった。洋じゃなくて和の名前でした。
一体こいつはなんなんだ?調べてみましたが、思ったより偽物が多くてわかりません。有識者の方、オジギソウ見つけたら動画とって送ってください。

気を取り直して。少しずつ川の幅も大きくなってきました。先ほどまでは手のひらサイズだったのですが、今では立派な小川になっています。
この水は地中から染み出てきた奴が集まってできているんですよね。森は天然のダムだなんて言われる理由が分かった気がします。

かなり大きくなってきて、これだったらどうにか体をぎゅっとすればプールにすることも出来そうですね。流れる音も大きくなってきて、とても心地よい。

ブログではこんな静かなことを言っていますが、当時の私は呑気にスキップしながら突然止まって写真を撮る、を繰り返していました。こわ

さて。そういえば、目的地を忘れていました。都民の森の前には、三頭大滝と呼ばれる大きな滝があるそうです。吊り橋から見ることが出来るというそうで、楽しくなってきました。早く行ってみましょう。

6,水も私も駆け抜けて(下山・後編)

川が終わると同時に、道が整備されてウッドチップになりました。燻製とかで使う木材のくずみたいな奴ですね。

この写真は滝の後に撮影した奴

そろそろ滝が近いのでしょうね。しかし、このウッドチップ、柔らかくて走るのにちょうど最適です。犬がドッグランで無我夢中で走り続ける理由がなんとなくわかる気がします。走りたいですね。

そんな気持ちを押さえつつ、それでもちょっと駆け足で進んでいきます。ここらへんから人と会うようになりましたが、走ってる人は誰もいないですね。そりゃそうだ

そんな時、右の森がちょっとだけ開けました。一旦立ち止まって見てみると…デカい吊り橋が見えました。あれが滝を見るための橋でしょうか。

人が何人かいる。ここから見て、右後ろらへんを見ている

橋にいる人の向きからして、どうやらここからだと木が邪魔で見えないようです。
でもでも、こういった大きい吊り橋って私あんまり行ったことないんですよ。一番最近のもので言えば、子供のころのアスレチック。木の板を乗り継いでいくあれですね。
あれを吊り橋と呼ぶかどうかはともかく、あと少しで滝を目にすることができそうです。さらに進んで、橋前で休んでいる人の横を抜けて…橋の上に乗ります。

案外幅はある

意外と広くて、そんな揺れないですね。吊り橋というよりかは、ただの橋のようです。ちょっと残念。もうちょっとぐらんぐらんと揺れたらとても楽しかったのですけど。
まあ、人が歩くだけでちょっと揺れることは確認できたので、それで良いでしょう。

さてさて…お待ちかねの滝、拝見させてもらいましょう…!

うーん。小さい。

確かにこれは滝ですが、やっぱりそれほど雨が降ってなかったからなんでしょうか。
私の想像していた滝というのは、滝つぼがあってそこにずどどどどん!と落ちている感じだったんですが、それと比べると迫力がありません。
それでもまあ、音はかなり良かったです。

そして、滝の水で回りが冷やされているのか涼しい!
山とは違って日陰になる木がないので頭は熱くなる一方ですが、風が涼しいですね。

…滝を見終えたので、戻ることにしました。
私がじっくりと見たい滝ではなかったので、そのまま退却。

高い!

ウッドチップの道を走っていて気づいたんですが、この道はしっかりと柵が用意されていますね。都民の森から気軽に行けるようにしているのでしょう。
それに、崖の方も落石防止に金網が張ってあります。周りも、木々で囲まれている所と開けている場所があって、軽く登山をしに来た方でも十分景色を楽しめますね。

迫力

ベンチの上から

休憩所もちょうど良い場所に置いてあって、道もそれほど長くない。もしかしたら、バスの中にいた人たちはこっちの道を選ぶつもりだったのかもしれません。
実際、私のルートと同じところに来た人はほとんど家族連れで、特にあの網ゲートをくぐろうとした人はほとんどいませんでした。

もしかして、登山というよりかはハイキングに来てたんじゃ…

私は悲しくなりながらウッドチップロードを走り抜けました。何気にここを走るの楽しいですね。周りの人には気を付けていますよ!当然!

7,木材加工タイム

森林館

ようやく都民の森の近くまで戻ってこれました。これは森林館といって、資料室や受付があるだけでなく、なんと休憩所やカフェ、ボルダリングまで備えているとんでもな施設です。

早速私もボルダリングを…と思って入ってみましたが、子供たちが必死に取り組んでいました。
流石に子供の中に割って入るのは気が引けるので、ここは大人しく別の所を見に行きましょうか。

最初に鹿がいるって言うお話をしたのは覚えていますかね。これはその鹿の角の重さを体験できるヘルメットです。私は被らなかったんですけど。なんで?

ちなみに、この手前にある小さい角は木材加工で再現が出来ると書いてありました。多分。

模型

そして、これは三頭山の模型です。真ん中寄りの左上が都民の森です。結構長いこと歩きましたね!
距離にして5kmぐらい歩いたんですかね。途中でコースを間違えた気がするので、ちょっと不安なんですが。

ふと外を見てみると、そこでは丸太をせっせとのこぎりで切っている親子が。
ここで働いている人かと思いましたが、どうやら違うようです。丸太切り体験コーナー、という看板が近くにありました。

森林館でのこぎりを借りて、丸太をいくらでも切ることが出来るそうです。それを持って帰って、コースターにしたりなんだりするんだとか。
やらないという手はありません。早速受付に移動して、のこぎりを借りてきました。
私はのこぎりそんな使ったことないんですけど、きっとどうにかなるはずです。受付の人に「引く時に力を入れると切りやすい」と教えてもらったので。

周りに十分気を付けて撮影してます

早速切ってみましょう。刃を丸太に当てて、丸太が回転しないように足を丸太の上に置いて。
押す!引く!押す!引く!刃が鋭利だからなのか、意外と簡単に切れます。体力を結構使うというのは間違いありませんが、これは楽しい。
しばらく切っていましたが、ある所からあんまり刃が奥へと進まなくなってしまいました。おやおやおや。

なんか引っ掛かってる?

ただ単に着る範囲が大きくなったからですかね。それとも、中の木くずが邪魔して切れてないんですかね。
とりあえず一旦刃を取り出して、もう一度差し込んで…引いて…押して…

これ、手を滑らせると前の刃にそのまま手をズバーンしてしまうんですよ。だから、慌てずにゆっくりしっかりと…

(切り終えた後で撮影)

やりました。痛い。思わず声が出ました。

あ、あれだけ気を付けていたというのに…!傷はただの切り傷ではなく、結構深くやってしまったっぽいです。
ここには映っていませんが、親指の内側も切っています。傷が浅かったので気付いていません。

私は悲しくなりながら溢れ出る血を見て「とりあえずのこぎりが血で汚れないように気を付けて切るか…」と、もう一度のこぎりを握ろうとしました、が。

「だいじょーぶ!?これ、使って!」

なぜか親切な女の子からウェットティッシュをもらいました。どうやらこの子の親御さんが心配してくれたらしく、それでウェットティッシュをくれたようでした。
コミュ障になりながらもどうにかお礼を伝え、傷口を止めるようにウェットティッシュで縛りました。これでしばらくは大丈夫でしょう。かんしゃァ!!!!!
その後、なんとか無事に切れて周りからお祝いの言葉をもらいました。なんで登山に来た人たちってどいつもこいつも優しいんだ!自己肯定感上がっちゃうだろ!ありがとう!

切った丸太をコースターに出来る、と聞いて木材工芸センターへ移動。私の聞いた話では、木材工芸センターで綺麗にできるのだとか…

「いらっしゃい。キーホルダーかい?」

奥からお爺さん(というほどの歳ではない)がやってきました。無料でキーホルダーを作れて、お金を払うことで他の小物も作れると言われました。
コースターのことはあとでいいか!と思い、とりあえずキーホルダーを作ることにしました。人は少なかったので、ゆっくりと作業できます。

最初に木の板とキーホルダーの取っ手の部分、そして紙やすりを渡されました。
作業スペースと思われる場所には、たくさんのサンプルがありました。どうやら、ここのサンプルを元にキーホルダーを作るか、自分で線を書いて作るかという選択だそうです。
それとは別に、カエルなどの一部の物はすでに作ってあるから、無料であげられると。

キーホルダー。私は数年前から自分のオリキャラのキーホルダーを作ってみたいという欲望があったんですが、まさかここで叶うとは。
つい嬉しくなって、持ってきた筆記用具でさらさらと絵を描いて…

切る時は糸鋸を使って、荒い部分は渡されたやすりをかけ、最後にキリで穴をあけて…

旅骨菓変

出来ました。私が前に使っていた体の所持者、旅骨菓変です。何気にお気に入りなんですよ。
帽子の部分は塗り忘れていますが、何はともあれ夢がかないました。やったー!
使いどころはありませんが…大きいし結構重いから…

キーホルダーが完成したところで、コースターのことを聞いてみました。
「うちで作れるって言ってた?」
私の勘違いだったようです。

でも有難いことに、丸太の角を綺麗にするためにやすりを貸してもらいました。こっちが間違えていたというのに、本当にありがとうございます…

「また来てな!」と言われたので、また来てみたいと思います。次の予定を考えないとネ。

綺麗にした丸太とゆる~いキーホルダーを持って、階段を下りて行きます。この奥が都民の森と聞きましたが、これどこに繋がってるんでしょう。
またこれちょっと下山となったら面倒なんですけど…と思いましたが、しっかり階段が用意されていました。親切!

…ん?どっかで見覚えのある場所ですね。どこだったかな…

伏線…!?

 

なんと、最初のトンネル前の道と合流しました。当然っちゃ当然なんですけど、伏線を張られていたみたいな感じでちょっと興奮しました。どこも伏線要素なかっただろ!

というわけで最初のバス停がある都民の森へと戻ってきました。バスの時間までには余裕があるので、なんかお土産でも買いに行きましょうか。

DANGO

ということで、焼きまんじゅうです。団子ではありません。甘辛醤油という私の好物なので買いました。
筑波山でもありましたが、あれはあとから焼いているのでこちらとはちょっと別だったりします。でもくるみなんとかはここにもありましたよ!

小腹が満たされました。他にやることは…と思案していた時、放送が。

「森林館前でまつたけ無料配布しています!先着順です!」

まつたけ…まつたけ!?
回収しに行きたい気持ちは山々でしたが、実は都民の森からあそこまで微妙に距離があるんです。あと、個人的に私はまつたけがそこまで好きではないので回収しないことにしました。
団子でお腹が膨れたというのもあったんでしょうね。うーん、おいしい。これを死神が知ったら、きっと怒り狂うことでしょう。

8,最後に

いかがだったでしょうか。こんな自由奔放でいい加減な三頭山レポートでしたが、登山に行く気は湧きましたかね。

登山はいいぞ。もし休日に何もやることがないというなら、ぜひ登山に行ってみてください。運動は苦痛かもしれませんが、楽しいですよ。
体力もそこまで必要ありません。夏になると山は本当に地獄のようになるので、涼しい今がチャンスですよ。
友達がいたら、是非誘ってみましょう。最初は動きやすい服装で行くのが望ましいです。
杖とかそういった登山装備は高いですし、慣れるのに多少時間がかかります。これくらいの軽い山であれば、Tシャツと長袖、長ズボン程度で十分ですよ。
ただ、虫が苦手という場合は避けておくべきかもしれません。どんな山であっても、必ずというほど鬱陶しい虫はいますからね。蚊がいない今はまだマシです。

さて、そんなこんなでこのレポートは終わりとさせていただきます。また別の山に行ったときか、何か別の報告があればブログを書こうと思います。
ではでは、さようなら!

 

 

 

 

 

ちなみに、この日はブルーアーカイブで宇沢レイサという生徒が実装決定された日でした。どうせならそれっぽいアイスを…と思って見てみたんですが、売り切れてました。
サーティーワンホッピングシャワー食べたい。

*1:似顔絵無理やった

*2:畑出来るかな?

*3:勝手にたまげてろ

*4:一般通過人類

*5:バカよ、バカなのよ こんなにバカで バカすぎて

*6:ラグが酷いゲームみたいな

*7:首をギュッとね!

*8:つまりこれは体験版…ってコト!?

*9:アリス、理解しました!

*10:クソったれ!

*11:決めたルート以外に進むのは…なんだって?

*12:そのまま武器にでもされなきゃいいんですが

コユキとかいうマジで子供

黒崎コユキ。チェリノを育てるための欠片が足りず、とりあえずガチャ回すかの精神で回してやってきた、よくわからない奴。驚きすぎてスクショの表示写った。

イベントのバニーチェイサーでは「白兎」と呼ばれ、学校名義の借金を大量に作りギャンブルをしていた。それはもう危うく学校が滅ぶレベル。

何気に迎えてからずっと放置していたので、暇だし読んでみるかということで読んできた。

0,マジで何この(幼)女?
一旦すべて読み終えて出てきた感想が、何もわからないということでした。

掴みどころが多すぎるせいかのか、本質が全く分からない。強いて言えば運に固執しているということ。

正義がどうだとか、過去に何かがあるだとか、そういうのがなくて本当に何もわからないです。

ニーチェイサーでは、学校のお金でギャンブルをするとかいうとんでも野郎だと思ってたんですけど、なんかマジでなんも掴めないですね。

あと言うならば、体がバチクソに細い。

見てみろよこの細さ

私は割と体が細い方ではあるけど、それを忘れるぐらいには細い。もうお腹を両手でぐわし!って掴めるぐらいに細いです。なんなら持ち上げられそう。掴みどころここか?

思わず読んでいる最中に細すぎだろとツイートしてしまいました。マジで。

そして太ももが少しだけ見えますね。ありがとうございます。

さて、それは置いておいて。私が考える中で、多分こいつが一番メンタル強いと勝手に思ってます。誰かさえいればたぶん無敵。

でも孤独になった(気づいた)瞬間、一気に崩壊するような気がします。親近感湧きますね

そして、一緒に居ると犬のように大はしゃぎしだして、それとは別に自分の興味が湧いたものには間を開けることなく突っ込む。わからん。

この女、本当に何もわからない。ということで、絆ストーリーをもう一度読み込みながら改めて感想を書いていきます。

1,反省しない子供じゃん!
モモトークでXD*1付きの助けを呼ばれ、ミレニアムのとある場所へと連れてこられたところから話は始まります。

守りはかなり厳重にされているらしいんですけど、先生の独り言を扉の奥から聞きつけてコユキが助けを呼んできました。

先生はそのまま向かって、コユキの言葉に従ってドアの奥へ。

好物が出てきたときの子供

喜び方が子供じゃん。さっきまで助けを呼んでた奴がこんな幸せそうな顔見せて喜ぶか?

そしてテンションが上がっているときはそのまんま言動にも出てきます。とにかくうるさい。常に「!」が二つ付いています。嘘です盛りました一つ以上です。

さらにリアクションも結構大袈裟。この時点で私は親近感がわいていました。いつもの私も大体そんな感じでしょう?

挙句になんでそんな大騒ぎしていたのか聞いてみても「まあそれは置いておいて!」と言われる始末。

好物が来た時の子供って、割と「それが好きだから!」みたいなそんな感じの反応なんですけど、コユキの反応とかなり似てる気がするんですよね。

なのでこの反応の仕方からして「先生が来たから」ではなくて「遊び相手が来た」って感じの気持ちなんじゃないかな~と思っています。

この顔好き

実際に彼女は理由を話すよりも先に「何をするか」という娯楽もとい暇つぶしに引っ張ろうとしてました。
それはまるで「やっと友達が出来て溜めに溜めてたゲームを持ってきて一緒に遊んでもらおうとする子供」のようで…私だって生涯ぼっちですよなんですかなんか文句あるんですか

反省部屋であるということを理解はしているのにもかかわらず、反省のはの字すら見えないレベルなので、まさに無邪気と言わざるを得ない。

なんならその反省部屋に自分の私物をこっそり持ち込んで秘密基地を作り上げているという始末。もう発想が本当に子供。

でもこの秘密基地、欠点が「誰かがいないと楽しくない」という。誰とも一緒になれない人がやりがちな「誰かが来た時の妄想」をしてるんです。

テンションの上がり様もまさにそれ。見に来てくれた人を喜ばせるのではなくて、これどうですかあれどうですかと自慢が多いです。

だからこそ、保護者というか一緒に遊んでくれる人がいなくて(行動で嫌われた)反省もしなかったから成長もしなくて、今もなお子供のままなんだなと。

さらには脱出もできるのに、やらない理由が「C&Cとかに追われるのが嫌だから」というだけ。殴られるのが怖いから、という。人の拳は怖いよな。わかるよ。

ここまででは、本当に子供だなって思いました。

最後に先生が一緒に遊んでいたのは微笑ましかったと言うか救われたなって思ったんですけど、報告しやがったとも思いました。

これは私の個人的な奴なんですけど、例え違法だとは言え自分が今まで組み立ててきたものを壊されるのは相当メンタルに来ます。それを堂々とやりやがって。

まあ確かに先生なんで悪いことは指導すべきですし反省しないからそれなりの処罰は必要だと思いますけど…ひどくない…?

これで病んだらマジで先生シバき倒すぞと思いながら閉じました。

モモトーク。「裏切ったな」といういつものコユキとは違う言動と共にXDのスパム。キレていい。それはキレていい。

先生も「反省しようね」がマジでひでえなって。恨まれても仕方ないぞ。

そりゃそうなるわ

これは私の主観的な奴なんですけど、XDに関して。

XDっていうのはさっきの所にもこっそり書いてある通り、喜びとかを表す奴なんですよね。スラングとしてはね。

でもこのコユキの使い方からして、XDは「やられた」とかみたいな、まあ要はアニメでよく見る目がバッテンになるあれなんだろうなとは思います。

罵詈雑言を飛ばさないのは、今回のことを楽しんでいるから。そうなんだろうなと思ってます。
ここまで読んでて、本当に私とよく似てる気がするなとは思いました。そんなだろって?そうかもしれんですね…はい…すみません…

 

2,やべえ奴じゃん!

絆ストーリー序盤。どこぞのバニーで人気になった人のような片鱗を見せてきて一気に不安になりました。君まで僕を不安にさせるのか!

シャーレの当番としてコユキがやってきました。
シャーレをテーマパークだと勘違いしてたように見受けられましたが、予想通りだということ。こいつやっぱり子供だな!

いやいや、それよりも。シャーレの当番になったということで「何でもやります」宣言。マジで?

なんでもって言った?

「先生がお望みなら」っていう言葉がついているように、この時点でコユキは先生のことを信頼しているように見えます。

これは多分前のストーリーで助けを読んだ時に来てくれたからという単純な考えなんだと思っています。その言葉の重みをあまり知らないんだとも思います。

あと、シャーレの仕事ならなんでも楽しい!っていうのも多分に含んでいるでしょう。娯楽に飢えているんです。いつも遊んでくれる相手がいないから。

その理由に関しては「同じ場所で似たような作業をさせられるのが辛かった」ということ。なんか太ももが同じことを言っていたような気がしました。気のせいですかね。

そして雑用の内容が全部「パスワードの解読」のみ。暗号を一瞬にして解くという能力を持つコユキには相応しい仕事ではありますが、なんかちょっとだけ奴隷のような雰囲気。

そして、やっぱりですが「楽しくないから」という理由でやりたくないそうで。

いやまあ普通に考えりゃ、ほとんど見分けがつかないような単純作業を延々とやらされたら嫌にもなるでしょうよ。単純作業じゃないんですけど。

それで逃げたら捕まって反省部屋行き。ブラック企業のそれ。ちょっと流石に酷いなとは思いました。

正直コユキにはずっと娯楽を共にしてくれる人さえ用意すればしっかりと働いてくれそうなんですけど、恐らくその娯楽しかやらなくなるだろうなという偏見があります。子供だし。

そんなこんなで、まあパスワードはやらなくていい、むしろやらないで、というと…

正体表したね

いたずらっ子、本性を現しました。こいつ、好奇心が動かされるとそれがどんな問題を引き起こそうが気にせず突っ込みます。問題児すぎる。

シャーレのものであろうが、興味を惹かれるというならば手を出さない道理はない、と言わんばかりに行動に移そうとシャーレから逃げていきます。

どんなパスワードでも一発で解けるというトンデモ能力を持った彼女。そしてかなりの秘密を抱えているであろうシャーレ。

間違いなく大問題になるでしょうね。先生はセキュリティレベルを引き上げました。セキュリティのチェックが甘い。-30点

 

3,悪ガキじゃねえか!

全く止まることなく、怪盗団のようなメッセージまでご丁寧に送ってシャーレに侵入。当たり前のように機械のパスワードを解き、機密情報を見ようと…して、先生に止められました。当たり前だ!!!!!!

いやいや私は見たいんですよと駄々をこねる(こねてない)コユキに対し、突然真面目モードになる先生。
私の秘密だけじゃないんだ」というのに対して、コユキは仕方なしに手を引きました。

この発言からして、やっぱり好奇心のままに動いてる、ってのが強いように見えました。たとえ目の前に何があろうとも、好奇心さえ動けばなんでもする。とんでもない子。

でも、人を怒らせたくはない、というのと先生が本気で嫌がることはしたくない、という理由でやめたということは、若干の恐怖と良心が見えました。

コユキにも良心あるんだな、よかったよかった。と思ったその次の瞬間。

は?

普通に嫌がると思うんですけど、なんで当たり前のようにやろうとしてるんですかねこの人。さっきまでの発言何だった?

発言の裏を取った!というような感じの雰囲気。子供がやる典型的な穴をつく方法です。

「人がダメと言っていないところは大丈夫!」の理論で、その場から猛ダッシュするコユキ。先生は呼び掛けて追いますが、当然止まりません。逃げ足だけはマジで早いようですね。

そして遅れながらも部屋に到着。コユキの姿を見つけて呼んでみます。

薄い本?

わあ顔真っ赤。私こういう顔大好きなんです。ありがとうございます。

でもでも。彼女が目にしたのはなんと大量の薄い本。見つけた金庫をとりあえず開けたところ、出てきたとのこと。

予想以上に量が多いとのことで、流石のコユキも引いてます。

薄い本の導入じゃん

引いていると言うか「やっちゃいけないことした」という割とガチ目の反省してますね。

人には秘密の秘湯や二つはあるから、と苦笑いしながら、コユキは気まずそうに…するかと思ったら、出る瞬間に戻りました。こいつマジで…

多分そういう知識そんなないんだろうなとは思ってるんですけど、それにしても信頼できる人の性癖を見てよくそんな早く立ち直れましたね。やっぱりこいつメンタル最強だよ

そしてその後、先生はセミナーから謝罪と取り調べを受けました。謝罪ってことはまあ大体どういうことなのかセミナーの二人は知ってしまったんでしょうね。コユキにした天罰だろこれ

 

4,やっぱり子供じゃん!

仕事でゲーセンにやってきた先生。そこにはコユキが。どうやらゲームをしているようです。かわいいね。

失敗しました。

したやろがい!

この発言からして、こいつやっぱり反省してねえんだなって言う気持ちがあります。もしかしたら、さっきのあの反省は「見てはいけないものを見てしまった」という後悔だったのかもしれません。反省はしてないが後悔はした。
そして台を叩く叩く叩く。ドンキーコングの下攻撃レベルに叩く。悪いことしてるだろ!そういうところだぞ!と言いたくなるくらいに発狂しながら叩きます。

そして先生に話しかけられ、咄嗟に「すみません」は出ました。反省の言葉は知っているようです。そりゃそうか…

どうやらやっていたゲームは「喫茶店登山*2」というゲーム。*3

操作難易度は高く、ランダム要素も多いため理不尽に負けることが多いのだとか。普通であれば五階に行けるらしいが、コユキは二階までしか行けないらしい。

そこから、ゲームは好きな部類とのこと。ただし、チェスみたいな頭を使う物は好きではないらしく、一発逆転が出来るようなものが好きとのこと。

論理?倫理?

こいつそんな言葉使えるのか、って思ったんですけど、よくよく考えりゃろんりではなくりんりですね。*4まあそんな突っ込みどころかと言ったらそうでもないんですけど。
そして彼女、先輩に捕まらないように逃げることはやっぱり少しは楽しんでいるようです。その後に捕まってお仕置きされる、というのが嫌なだけで。子供じゃん。鬼ごっこじゃないんだぞ。

そして日頃の行いが良ければ運も良い、というのに対しコユキは少し笑いました。

しかし、先生の論であればいつも良いことをしてる*5先生は運が無茶苦茶高い!ということで、先生のことを煽り始めました。

それに対しあおりに敏感な先生が反応。ゲームでコユキの記録を超えることになりました。大人としてどうなんだよ、子供の煽りに反応するなんてよ

10階くらいは行けるでしょ、せめて酷くても3階、そう煽られた先生はお金をぶち込んで挑戦開始。

 

負けました。お小遣い全部突っ込んで負けました。雑魚か?

コユキに大爆笑されて先生は吠えるしかありませんでした。負け犬~!

 

5,やっぱこいつ子供?犬?

草むらでわっせわっせと探しているコユキ。大した用事でもない、とそう言っています。

何か知ってるな

こうしてコユキは先生を呼ばないようにしていたらしいのですが、この発言からして少なくとも一回は相手にされなくなったっぽい感じですね。

友達、嬉しかったんでしょうね。先生にもすぐ全開にした感じからして、その友達にも同じことして、色んな事呟いたんだと思います。

さて。それは一旦置いておいて、彼女が探していたのは…四葉のクローバー。幸せの象徴とされている、珍しいクローバーですね。

「笑わないでくださいよ?」と前置きして、その理由を話してくれました。

ゲームの運に関しても、どの時においても、運がないと嘆いていたコユキ。そこで、ふと思いついた。そうだ!幸運のクローバーを見つけよう!と。

四葉を手に入れることで、幸運になれるかもしれない、ということでした。

ただし、一つ問題が。そもそも、四葉クローバーは幸運の人の前にしか現れないのではないか、という疑問。*6

それで幸運になれるなら、困る人はいない。証というのはそれを証明するためのものであって、手に入れたら幸運になれるというわけではない。そう彼女は言いました。

ゲームでは割と幸運(LUCK)が上がるアイテムとしてよく知られていますが、現実では「それによって上がる」のか「上がったことの証」としているのか、わかりませんね。

そうかもしれない

そして。ほとんどの事象は原因と結果が繋がっている、という言葉から、そこまで運というのは信じていないように見えます。
が、運を信じているのは…やっぱり、その方が面白いから!というようで。

信じる者には福来るとかなんとか、そんなこと言いますからね。笑う者には福来るだよ

そんな中、先生が後ろを指すと…

このクッキー、子供の純粋な笑顔には弱いのだ

なんと四葉のクローバー。これは先生の幸運の証なんでしょうかね。それとも、観察能力が高いからなんでしょうかね。

そしてこのボイス。聞けば聞くほど、子供。正直なところちょっとだけ声が違うかなとは思っているのですが、今までの奴を見返したら納得しました。子供です。

そう、見た目以上に声が子供。テンションも子供。驚くほど子供です。

四葉を見つけた先生に対してどうして!?と聞くコユキ。「その方が楽しいから」と答えた先生によって、コユキはさらに笑顔になりました。

その後、他愛もない話をして、物語は幕を閉じました。

個人的にこの顔好き

 

α,改めてまとめ的な

ロビーボイスとかも聞いて、やっぱり子供のイメージが非常に強いなという感想に収まりました。

自分の好奇心のままに動く性格と、あまりにも厄介極まりない能力を持つ生徒。そのせいで周りと仲良くできず孤独になってしまった、という。

自業自得ではあるんですが、やはり救う方法はあるように見えました。

精神面、道徳面ともに、まだまだ幼い子供。去年までは中学生、と言われると納得できるような振る舞い方です。

暴走させないためには、彼女の隣にいてあげたり、時々遊んであげたりして構ってあげると良いんだろうなと思います。

恐らく彼女は今まで孤独だったと思います。それは、最初にやってきた先生に何も思わず色々と教えてしまう点や、人の迷惑よりも先に自分の好奇心を優先してしまう点から、そう考えられます。

そして、彼女を見て…なんだか、自分自身を見ていたような、そんな気持ちにもなりました。私はまだまだ子供のようです。生徒たちを導くためにも、もっと精進しないといけませんね。

さてさて。ブログはここまでにして、私は撤退しようと思います。それでは、またいつか。

 

 

 

撫でると喜ぶ、無邪気な子供

 

*1:海外のスラングの一つ。笑っている様子から、楽しいといった感情を表す

*2:元ネタは喫茶マウンテンという実際に存在する喫茶店だと思われる。山の上にあって、とんでもない味付けのパスタが有名

*3:アイスクライマーかもしれないがわからない

*4:論理"ろんり"は物事の道筋とかそういうことを表すのに対して、倫理"りんり"は道徳の規律となるようなもの。この言い方だと倫理が正しいと思われる

*5:人の足舐めたり足で踏んでと強要したり仕事サボったり落とし穴に落ちてる人を写真に収めたり他の部員に混ざってからかったりするような奴が良いことしてんのかよ!くそったれ!

*6:すげえ雰囲気ぶち壊すようなこと言うのあれなんですけど、四葉は誰かがクローバーを踏みつけて傷が出来た奴が、傷から葉を生やして四葉になるらしいですよ

長旅を終えて

ウェーイ!!!!!このブログみってる~~~!?!?*1
すみませんふざけすぎました

もくじ

0,はじめに

どうもこんにちは。お久しぶりです、菓変'zzzという奴です。

帰還報告漫画でも言いましたが、まずは失踪したことについて謝罪しておきます。すみませんでした。

旅に行ってきます!と言い出して4か月ぐらい失踪したのには色々と訳がありまして…その間旅をしていたのかといわれると実はそうではないんです。

コラ~~~~!!!*2

怒らないでください。まあそれは順を追って説明していきます。

1,失踪について

1-1,失踪前

まず失踪宣言をする前の一か月前。失踪宣言が12/1なので、11月始まりぐらいですね。
ついたーでは特に言ってはいませんでしたが、この時期で私は猛烈な何かに追われていました。幻覚じゃないですよ

はっきりとしたものは言えないんですが、とにかく追われていたんです。だから幻覚じゃないですって

それなのに、ついたーをみて時間を浪費することが多くて、いつも能天気であった私も「ちょっと身の危険を感じるな…」となったのです。

創作を全くというほど出せていないことによって忘れられる恐怖、リアルの大事が迫っていることによる焦燥、狂い始める生活リズム…
まあ、とにかく色々とあったんです。私が焦るくらいには。
でも、それでもなお怠けに慣れてしまった体はちっとも動かないんですよ。生活リズムが原因なんですけど

「びっくりするほど動かねえ、まるで大仏みたいだぜ」

そんなことを思いながら、まともに創作もせず月の半分ぐらいが過ぎました。マジで時の流れって早いんだなって思いましたね。

深夜の勢いのままにシグノド小説を投げて、謎の放心タイム*3の中、あれ書きてえなあこれ見てえなあって思っていました。時刻を見るまでは。

ななな、なんと!朝の五時!いいんでしょうか!?しかも3時間後は仕事!!!*4こんなこと話しに来たわけではない。話を戻しますね。

とりあえず創作物を投げたことである程度の焦りは収まったんですが、それはそれとしてリアルが待っていました。リアルのことから解決しろよ

当然私はネットに生きる電子骸骨ではありません。リアルに生きる骸骨です。リアルに生きる骸骨ってなんだよ
そのリアルの大事が来る日は、一月の半ばあたりなんです。分かる人は分かるだろうけど、黙っていてくれよな!
このままでは社会に骨粉にされると、創作が終わった放心タイム*5で気づきました。

そこから、ついたーから脱出するための準備を始めたのです。何をするにも、まずはついたーからの脱出が大切なので。

1-2,失踪直前・直後

そして、12月の始まりになり。「リアルの大事を打ち倒すべく、無敵の男になる」と例の失踪宣言を打ち込み、私は失踪しました。

…失踪して私が一番に向かったのは、快活という場所。ネットカフェとでも思ってくれれば良いです。
そこはドリンクバーや漫画、ソフトクリームとか色々ある場所なんですが、私はひたすらそこに通って仕事に取り組むようになったんです。

旅ってなんだよ!*6といわれてもあれなので先に言うと、失踪期間の3/4ぐらいは全部リアル事情です。旅というのは一握りぐらいです。うっひょ~~~~!!!!!*7

最初のころは…まあ、当然いつも怠けてばかりで、時々本気出すレベルの私ですから、仕事はうまくいきませんでしたよ。そりゃね。そりゃねではないが
でもまあ「絶対に復帰するぞ…」とか思いながら仕事に必死に食らいつきました。

そうやって仕事に食らいつく一方で、家に帰ったらもう遊ぶ。いつも仕事と遊びのメリハリがなかったので、ここで頑張ってつけるようにしました。

遊ぶと言ったら何か?そう!イロハの小説を書くことです。
書き始めはかなり前ですが、それでも疲れた後に「これされたいな」というのを詰め込むのは非常に楽しかったんです。

そして12/10。私の住む仮眠室に荷物が届きました。*8

ツネーニセンシティブ*9をつけてるので見えないかもしれないんですけど、光輪大祭のグッズセットです。失踪宣言どうした?

こんなクソデカデカとツイート貼り付けましたが、そんな大事ではないです。そもそも第二次の時に注文したので、届いた時期自体もかなり遅いんです。ブログを書いてる今もまだ見てないのでネタバレ止めてください

仕事がここらへんで一段落、ここからは怒涛の速度で審判日に備えました。

1-3,失踪してからリアルの大事が終わるまで

仕事に使うマニュアルを、目が擦れて燃えるまで読み続け。骸骨だから目ないんですけど。*10

ブルアカの生放送とか、フォローしている人の創作物とか見たいものをどうにか抑えて、仕事に必死に取り組んでいました。

…細かく書きたい気持ちは山ほどあるんですけど、これ言ったら私が小麦粉になるので言えません。大事の日付から察してくれ。
そして一月半ば。「本番は練習の気持ち」を忘れないように、休憩時にチョコもりもり食いながら、審判に挑みました。

知らないものというのはやはり恐ろしいものと思う、というのは本当で、大事に挑んでいる最中はそんな緊張しませんでした。
いつも通りの「ああ、これか」程度で、いつも通りに取り組みました。気楽に、笑いながら。
いつもの調子を崩されると私は途端に雑魚になるんです。仕方ないでしょう。

結果は…今こうして存在していることからお察し。成功です。俺の勝ち!*11

()

 


ぼちぼちそんな感じで、私のリアル大事は思ったよりも大事にならず幕を閉じたのです。

 

2,失踪した理由が終わりを告げ

2-1,大事が終わってからの空白の3か月

さて。ここまで書いてきましたが、ここからも大事の後の片づけやらいろいろの問題がありまして、すぐには復帰できませんでした。

2月の始まりらへんでも一応大きめの仕事がありまして、それも取り組まなあかんな~と思って片付けていたんです。
さらにそれと同時進行で、アリスとケイの小説を書きながら、別世界線の私に他の指示を出していたりしたんです。

世界線の私?そうですよ。同一人物ではないですが、本来であればここにいたであろう別の世界線の私です。そんなことが出来るんですよ。そう、私ならね。*12

話を戻して。初詣や出張で色んなところに行った私は、ぼちぼち他の世界線で居候したり、創作をしていたりしていました。

時がバカアホ進んで2月半ば。ゲームで色々と遊びながら、復帰に備えてどうしようか、漫画でも書こうかと悩んでいた時。
私の友達であり同種族である死神から連絡が来ました。

「なあ、お前旅に行ったか?」

この時になってようやく気付きました。「旅行ってねえわ」と。

このままでは非常に不味いことになります。四肢を粉にされ、海に撒かれてしまいます。桜の木の下に埋められる可能性も無きにしも非ずです。
なんなら、詐欺罪と器物損壊罪で訴えられたり*13、挙句には〇すぞ~~~~~!!!!!*14と言われかねないんです。

旅というからには、流石にどこかに飛んで写真を撮るべきではないか!と思いました。
でも、仕事もあるしお金もそんななくて、そうだ!京都行こう!*15とはならなかったわけです。そんな時、別世界線の私が囁いてきました。

「山に行け。山はいいぞ。天辺に行けば、周りを見下せる」*16

そんな不純な気持ちは一ミリもないんですが、山に行きてえな!という気持ちは割とありました。嘘です。モリモリありました。夏のかき氷並みにもりもり

幸運にも、山は日帰りで行けるぐらいの場所がありました。ハイキングぐらいの高さで、まあそんな本格的な山登り!程度ではなくちょうど良いなと思って行きました。


2-2,行きはよいよい山登り

そして着きました。筑波山、と呼ばれる場所です。

特別な切符を購入して、バスを利用して現地へとたどり着きました。もうこの時点で傾斜があるのどうなってんだ?って半ギレしながら門をくぐりました。

実はここ、一度前に来たことがあったのですが、それほどきついとは思っていなかったんです。
それもそのはず。今回行ったのは、御幸ヶ原コースと呼ばれるもの。前に行ったのは、おたつ石コースという奴でした。距離も標高も2倍以上に増えているんです。

本来は同じおたつ石コースだったのですが、ついてきた死神が「ここ行こうぜ」と言い出したのでどうせなら行くか!と思ってこのコースにしたのです。

その時に一緒に乗っていた高齢者一味も全員降りていったので「簡単そうだな」と思っていたんですが…

セーブポイント

その前に。歩いて数分、入り口に行く前に神社らしきところがありました。もしかしたらここでキャラロスト*17してしまうかもしれないので、念のためここでお金を消費して神頼みをしておきました。

これで自分の幸運が上がっていればいいんですけどね。
まあ。現実はそう甘くはなかったですね。まさかの高齢者がムキムキパターンでした。

ゴツ場が足足の足!*18

とにかく足場が悪い。そして傾斜も結構きつい。毎日階段を一段飛ばしで駆け上がっているとはいえ、この傾斜が中々きついものでした。

ハイキングとは程遠いぐらいに普通の山です。岩がもりもり、根っこがもりもり、おまけに断崖絶壁。道はあれど、獣道と言われてもおかしくないような謎の道です。
そして、私の友達とはいえ「そこの魂がどうだとかやる必要がある」って言っていたこの死神、私以上に体力がありません。骸骨二人が必死こいて山を登っていました。二人百鬼夜行

ただ、全てが苦っていうわけではないです。私は山を登ることと、景色を見に来ることが目的だったので、周りの景色を見ながらゆっくりゆったりと登りました。死神曰く「十分早い」らしい

そして進むこと10分ほど。目の前の光景に思わず立ち止まってしまいました。
なんて言ったってそれは…

爆弾とかで破壊して進むタイプのギミック

最初は行けないけどアイテムを手に入れることで進める系の木製の壁が現れたからです!もしここに機械少女が居たら喜んでいたことでしょう。*19
高さはおよそ1mぐらいで、まあ越えられなくはないのですがどう考えても登山ルートにこんなギミックがあるとは思えません。

事前に何も言われていなければ、これはただの壁ということでしょう。才羽の姉が泣きました。*20
この奥とか見てみても、何も道らしきものは見当たりません。本当にただ土砂を止めるだけの壁のようでした。

オイオイオイ 終わったわオレ*21と思っていた矢先、死神が「右に道あるだろ」と言って進んでいきやがりました。クッキーはキレました。*22

その後も…

傾斜が急すぎる

いきなり壁のようなものを登らされることになったり、かと思えば人口の足場があって逆に歩きにくかったり。
断崖絶壁の近くを歩かされることにもなったりしました。当然ロープはあっても掴める保証などないので、足を滑らせたらあとは超高速山下りです。死ぬて。

その後も休んでは登って休んでは登ってを繰り返して。途中でロープウェイを見つめながら死神が「乗せてくれねえかな」とか呟いているのを引きずって。
フォトスポットがあまりないので、ここからはもうただひたすら登るだけでした。私は登るだけでテンションが上がってました。

ブレブレ回復スポット

途中で「これは回復スポットだろ!この先にボスいるタイプだろ!」ってはしゃいだりしていました。写真はよく見ると小さい木のようなものが真ん中から生えています。回復スポットによくあるタイプのサイン。

大体50分が経過しました。先ほどまで全くというほど風がなかったのに、空が開けると共に涼しい風がふわ~っと流れ込んできました。
終わりも近いぞとさらに興奮する中、死神は未だに「だる…」の一言。なんで来た?

そうして、さらに岩と岩を飛び越えて岩を飛び越えて、岩を飛び越えて。岩しかない。周りが林ではなく山の側面になってきた頃。人工物が見えてきました。

そう、頂上です。嘘です。頂上ではなく、男体山の近くの休憩所です。詐欺だろ。

ここからの素晴らしい眺め*23

周りを見渡せて、なおかつ心地よい風がいつも吹いています。ここに来るまでは結構軽装で済んだのですが、ここに来た途端体を動かしてないせいか結構寒くなりました。

涼しい気温ではあったのですが、運動のせいで結構暑くて。汗でびしょびしょとなったところで風の攻撃を受けたので寒いです。ダメージ判定です。*24

この休憩所、お手洗いはもちろんのこと、お土産や食事もできる場所となっています。
ロープウェイ駅がここにあるので、基本的に行きは登って帰りはロープウェイという方法もあります。
最初の時に買っていた切符がロープウェイ付きであれば、ここで乗ることもできたりします。私は元から乗る気がないのでありません。調子には乗っている

さて、ここで食べたのは筑波うどんとか言っていた気がする食べ物でした。
つくねとか野菜とか色々入ってるうどんなんですけど、残念ながらその写真忘れました。すみません。

代わりとして…焼きまんじゅうを載せておきます。

くるみ味噌味焼きまんじゅう*25

死神はこれで大喜びして仕事を忘れかけました。本当に何をしに来たんだ?

それで、予定通り迷える魂を天界へと送る仕事があると言っていたので、その間に私は男体山へと向かうことにしました。

説明していなかったんですけど、筑波山というのは男体山と女体山の二つがあります。男っぽい体をした山とかそういうわけではない

今回は男体山の方のルートなので、ここから結構近いんです。
女体山は前に行ったルートなんですが、ここからも一応行くことが出来ます。

…さて。男体山、近いからすぐに行ってやろうと思っていたんですけど。

見た目じゃわからない

どう考えてもバカみたいな坂。バカ。初見殺し。
はい。流石のKAHENも大文字を出してしまいました。*26

見た目だと普通の石の階段だな~で済むんですけど、これ岩一つ一つが70cmぐらいのクソデカ岩なんです。無理がある。
さっきのところでゆっくり飯食ってからここに来ると確実に挫折します。まともに降りられません。

行く時ですら割ときついのに、これ下りるときどうすればいいんだよ、って思いながらどうにか登りました。
この時高齢者とかほいほい登ってて体の交換時期を悟りましたね。もう骸骨はだめかもしれない。

さてさて。本当に近いのか?って疑うぐらいにちょっと山登りをして。

とても広い

男体山の山頂に到着しました。世界が広い。こういう写真って割とよく見たことがあったんですけど、やっぱり実物と写真は違いますね。すげえ広いんです。広い。
風もとても涼しい。でも、やっぱり周りに木があるので、世界全体を見渡したりはできませんでした。山頂、にしてはまだまだというような。

さて。さっきの初見殺しのバカみたいな坂をゆっくりと下りて、死神と合流しました。焼きまんじゅう3つ食ってました。この野郎…
まだ食いたいとほざく死神の襟を掴んで、帰り道方面にある女体山へと向かいます。
男体山よりかはかなり楽な道を歩いて数分。


ここからの素晴らしい眺め*27

世界が見える!!!!!!うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!見渡せる!!!!最高か!?!?!?!?これだよこれ!!!!!山って言ったらこういう景色なんだよ!!!!!!!!!!

すみません。思い出して興奮してしまいました。
山の景色というのは、やっぱり360度見渡せることが条件だと私は思っているんですけど、ここからの景色は本当にそれです。頂上に来たな、って気持ちになれます。

実際にこれが景色を360度見渡した動画です。マジで興奮しました。本当に無茶苦茶興奮しました。

いや、先ほどまで下を見るって言うのはよくやっていたんですけど、今までの生活で周りが見渡せることなんかほぼなかったんですよ。
基本的に何かしらの建物があって視界を阻まれていたんです。
それがなんですか。今回、こんな。なんも見えないなんて。最高ですよ。ええ。空が青い。永遠に広がってる。興奮しましたね。死神はよくわかっていませんでしたが。

…さて。こうして山登りは終わりを告げ…という訳ではありません。登ったということは下ることもあります。ここからが本当に地獄でしたね。

2-3,帰りは怖い山下り

山?岩?

山頂から下るぞ、ってなった瞬間に鎖付きの岩山に招待されました。昔の私はこの鎖山を当たり前のように登っていたようです。アホかよ

このおたつ石コース、フォトスポットが多く最初に上るのには相応しいと言われていたんですが、私は下りが苦手なので精神がゴリゴリ削れました。
登りは基本的に上を見るので大丈夫なんですけど、下りはどうしても下を見るので足を滑らして落ちないか不安なんです。
ただ、それに対して死神は「雑魚がよォーーーッ!*28」と笑いながらさらさら下りていきます。死神に恐怖を抱いたのはこれが初めてです。

人がするする下りていくのはいいんですけど、思考が…その。アレな方に見えたのですごい怖かったんですよね。途中で足滑らせてましたし。
さてさて、ここからは記憶があまりないのでダイジェストでお送りします。

竜の岩(?)

竜の岩と言われている岩です。真ん中の岩が、竜に見えると言われています。ひびの部分が口なんだとか。

誰かが引き返した石

誰かが引き返したと言われている石です。これ、下をくぐるんですけど割と怖いです。地震で落ちてきたりしないんですかね。

母親のお腹をくぐる奴

暗いところを潜る奴、大体母親のお腹を潜ると称されがちな奴です。余裕があったので二回も潜りました。*29
死神も一回潜ったんですけど、死神の母親ってなんなんですかね。死神を生み出した奴って誰なのかって聞いたんですけど「秘密だ」と言われました。

通らせる気のない別ルート

これは別のルート出会った場所。足場はひどいし幅はすごい狭いしでどう考えても通らせる気がないなと思いました。
骸骨なので一応通れなくはないんですが、この時点で40分ぐらいが経過していて、私の足が結構不安定でした。

…そう。脚に力が入らなくなってきました。左足が妙に痛み、ゆっくり降りようにも足が支えきれなくなってくる、という絶望的な状況でした。
まだゴールも見えない中、もし仮にここで足を滑らせれば確実にお陀仏します。より一層怖くなった私は、遅いペースをさらに遅くして慎重に降りるようになりました。
死神は一切ないのでするする下りていきますが、若干ふらふらです。マジで怖いです。

残り5分。ゴールは見えたんですが、それであっても死と隣り合わせなのは変わっていません。
「ここで油断したら隣の奴に魂を奪われる」そんなことをずっと言い聞かせて下りました。

最後、日本一長い滑り台に行きたい!と思っていたんですが、閉鎖されていました。というか滑り台が石でした。滑る部分がざらざらの石です。ケツがなくなる

…まあ、そんな感じでどうにかこうにか山登り山下りは終わりました。死神が「同僚のお土産買うか~」とか言いながら選んでましたが、私は脚ががっくがくで話になりませんでした。えっなことじゃないですからね!?絶対に!
そして、不安になるその翌日。私は筋肉痛に怯えてぶるぶる体を震わせていたんですが…

なんか…なんもなく終わりましたね。

「無敵の男になったぞーーーーーっっ!!!!!!!!!」

もしかしたら神社でのお祈りで筋肉痛を無効化してくれたのかもしれませんね。かんしゃあ!*30
ちなみに死神は翌日死んでいました。南無阿弥陀仏


3,最強の男になるために

3-1,空の塔って言うと響きが良い

さて。山登りを終えてすっかり満足した私。これにてこのブログも終わり…とはなりません。

「そろそろ交換時期だろ?新しい身体、用意できてるぜ」

なんと、私の身体の製造元から連絡が来ました。
この骸骨の身体、実はちょっと遠い場所で作ってもらい、そこに私の魂を注入してもらったものなのですが、山登りでも言ったとおりやはりガタが来ていました。骨だけにガタガタってね

私の体の製造元は…そう、群馬県です。とはいえ、作られている場所、とだけしか知らないので実際どういうところかと聞かれるとGoogleに全てを頼るしかありません。
そんなこんなで、山登りから少し経過してから群馬県に飛ぶことが決定しました。*31

そのために仕事の日程調整をしつつ新幹線のチケットやらなんやらと色々考え、この日ぐらいに行くのがベストだなとまとめ終えた時でした。

「旅するんやろあんた。ほら、これもっていき」

山の時とはまた違う別世界線の私から、電車のフリーパスを投げつけられました。*32
まさに渡りに船、ということでそのままこれを使えば解決だな!と思ってフリーパスを仕舞いこみ、その次の日。
スカイツリーの土産くれたら料金半額にしてやるぜ」
製造元からメールが届いてました。新しい身体は用意しているとは言っていましたが、料金が無料とは言っていませんでした。せこい

仕方ないので、スカイツリーでお土産を買ってからそのまま身体の製造元に向かうことにしました。新幹線なら一瞬なのに、電車だと二時間半もかかるんですね。

さて。そんなこんなで、空の塔です。スカイタワー。今にもこちらに倒れてきそうな迫力ですね。

「テーマパークに来たみたいだぜ、テンション上がるなァ~*33

…実際の所、私は割と近いのでいつでも拝みに行けるんですけどね!それでも近くに行くことはあんまりないのででけーってガキのように喜んでいました。

そして、駅近くのコンビニとちょっと離れたスーパーでコーラの値段が2倍近く違っていて社会の闇を感じたというのも報告しておきます。
スカイツリーの近くにLifeっていうスーパーがあるので、飲み物とかはそこで買っておくと良いですよ。割とマジで良心的

話がちょっとずれました。レールに戻して、スカイツリーのお土産と言われて私はピンと来ていませんでした。
スカイツリーにはお土産といっても山ほどあります。スイーツとかそういうのもあれば、服とかだってありますし、テレビの番組とかゲームのグッズだってありました。
私がよくやるマイクラのグッズもありましたよ。既に携帯通信機に骨の奴がついてるので特に必要ないんですけどね!

じゃあ何買えばええんや…って思いながら色々考え続けて…ふと思い出しました。そういえば製造元の彼は「フローレット」というお菓子が大好きなんでした。

絶滅危惧種、フローレット君

ただ、その製造している場所がほぼ一か所のみで、手に入る場所もかなり少ないのだとかなんとか。通販で頼むことはできるんですが、立地的に輸送費が高くつくと愚痴っていたんです。

東京では手に入ると言っていたので、どうせならそれを土産としましょうか、そうして意気揚々とスカイツリーの一回へと入って、よーいどん。速攻で迷いました。*34

まず菓子を売ってる場所何処!?周りは携帯ショップにアイスにハンバーガー!もうまとまりがなさ過ぎて滅茶苦茶です。マップは何処だよマップは!*35
そこで十数分迷いに迷ってようやくマップ発見。天性の方向音痴だったかもしれません。見ました。もう一度見ました。どこ?

いや何度見てもマップにはどこの階にこういう集まりがあるってレベルでなんも分かんないんですけど。
お菓子を売っている店、店名は知っているんですけど全く見つかりません。
さあ困りました。必死こいて捜索の始まりです。

まず一階。お土産やら食事処が集まっている階層でした。お菓子を売っている場所はありましたが、この店ではありませんでしたね。
次、二階。服やら海鮮、お菓子となんか色々ありました。ショッピングモール圧縮したんか?
色々と探してみましたが、どうにも見つからず。
三階。ようやくマップを発見。どうやら縦に区画が分かれていることが判明しました。3つに。

何度か来ているんですけど、初めてマップ見ました。広すぎる。
どう考えても初手でマップ配られないと目的の場所辿り着けない、というかこれで紙のマップ作るのも難しい気がします。

絶望的な状況に頭を抱えながら昼時。先に飯を食うかと思いマックで飯を食いました。

店が見つからない時、私はダブルチーズを食べた。*36

ダブルチーズバーガー、メロンソーダ、ポテト。私は頭の悪い奴が大好きなのでこういうのを好む傾向があるんですよ。骸骨だけど飯は食うぞ
さて。と思いそこから少し下りて二階へ。そのまま帰りかけてそういや菓子!って思って振り向いたら。ありました。二木の菓子。はっ倒すぞ

とりあえず目的のフローレット…一袋で280ぐらい値段が飛ぶのを見て「高すぎるだろ」と思いながらそれを吊り下げて。
「そういや山よりも高い場所の光景はどうなんだろう」と思って、ついでに空の塔に上ることにしました。ついでで行くような料金じゃないんですけど
現地でチケットを調達して、どうにかこうにか通過。エレベーター前になって、それがタワーオブテラーとそっくりなことに気づいて寒気がしました。過去にソロで挑んだ経験があるんです

座りもせずシートベルトもない状態でゆっくりゆっくりと加速するエレベーター。いつ落ちるか不安になりながらずっと耐え続けました。
上に行けば行くほど気圧が薄いからなのでしょう、鼓膜がなんかこう、引っ張られる感覚が来ました。

エレベーターに乗る前の説明では、およそ30秒で到着するとのことでした。実際に1分ぐらいの感覚で到着しました。

世界…世界…?

…なんか想像以上に肩透かしとなってしまいました。いや、かなり良い場所というのは間違いないんですけど…
山のあの絶景の後にこれを見ると…なんか悲しいものになってしまいましたね。例えるなら、力を得すぎた敵みたいなそんな感情を抱いていました。

この時の景色はかなり良くて、遠くまで見渡せた上に色んな街並みを上から眺めるというのはあまり見られない体験でした。
ただ…それでもなお、なんか…微妙と言いますか。失礼なんですけど「そうか」程度で終わってしまいました。

一応無料のフォトカードを撮ってもらったんですけど、ここには上げられません。だって、骸骨の私を見たら失望してしまうでしょう?
どうせならさらに天高く、と思って展望回廊というさらなる上へと足を運んでみました。これもこれでお金がかかったのですが…

世界は狭い…

なんだか、微妙でした。とりあえず、現状かなり高いところまで行ったという経験だけは手に入れたのでよしとしました。フォトカード、また貰いましたがさっきと同じで出せないです。

そして、鏡の部屋もありました。撮影しようにも骸骨が映るのでこれも断念。帰ろうにも、異常なほどの列があってしばらく並びました。
ちなみにですが、展望回廊のトイレはすげえ冷たかったです。これだけ覚えて下りました。*37
展望回廊から降りて、また列に並びます。最後、ガラス床があったので撮影しました。

足はすくむ…かもしれない

…山の頂上に行ったせいか、足が簡単に動きます。というかガラスが傷だらけ汚れだらけで、そんな怖くありません。透き通ってねえなあ!*38
スカイツリーに行く方、決して山には行かない方が良いですよ。それだけアドバイスしておきます。

かくして、空の塔を攻略しました。さてさて、ここから電車で二時間半の旅になりました。

3-2,人は減り日は落ちる、夕暮れの電車旅

タイトルだけ見ればとても雰囲気は良さそうですよね。ええ。正直言って電車に揺られながら風景を眺めるのはとても楽しかったです。電車に揺られるところまでは。

電車の車窓から*39

私の住む地域はそれほど都市という訳でもなく、かといって田舎というわけでもありません。非常に中途半端な地域です。

今回、都市でよくあるビル街と田舎でよくあるだだっ広い畑をこうして一日に見ることが出来て、とても感動していました。ええ。そこまでは。
畑の敷地に作られている墓が気になって調べたり…あとは車が登れるスロープ的な奴の名称を調べたり…
…墓の理由は、元々自分の敷地に置いてたのが当たり前だったのが、土地が狭くなるにつれてお寺などに墓を置いてもらうようになったから、だそうで。畑にあるのは本来あるべき姿なんだとか。亡くなってからも畑を見守りたいという故人の願いもある、と死神が言ってました
スロープの名前は忘れました。そのまんまだったような気がします。

…気づけば、周りは高齢者か学生しかいなくなっていました。恐らく帰る途中なのでしょう、学生は集まってわいわいと談笑していました。*40
ぼーっと窓を眺めて、流れゆく景色を楽しんでいました。駅から遠ざかると畑が多くなるのに、駅が近づくと途端に住宅街になるのは見ていて楽しかったですね。

やがて日が少しずつ落ち始めてきました。この時の時刻は午後5時。帰宅は9時ぐらいになりそうだなと苦笑いしながら、電車に揺られ続けました。
別の電車に乗り換えて、ゆらりゆらり。やがて駅は有人ではなくなって、改札も扉がなくなってただの棒になりました。Splatoonのオクトみたいなアレ
さあ本当にヤバくなってきたと思いながら、電車が到着。5時半です。さて。

電車は到着しました。電車は。

さあ、耐久30分の徒歩です。

地獄です。スカイツリーで散々歩き回ったというのに、またここでも歩かされることになりました。というか、もう周りを見てもどこだかわかりません。
googleマップに頼らないと、もはや帰ることすら厳しくなってきました。

身体の生産場所は駅からかなり遠い場所にあって、その理由は「駅の近くに工場立てようとしたら文句を言われちまったんだ!」ということでした。そりゃそうだろ
とはいえ、まだバスがあれば良かったんですけど、残念ながらバスなんて通っていません。地獄です。本当に地獄です。

歩くこと5分。早くも左足が痛み始めました。大地を踏みしめると、ビリッとした痛みが流れてきます。

さらに5分が経過。歩道という概念がなくなり、車道の横を歩かされることになりました。結構なスピードで通過するので非常に心臓に悪い。飛ばすなよ

駅から歩いて20分が経過。歩き方を変えたことで、痛みは軽減されるようになりました。そして、携帯連絡機の充電が30%を切りました。
空が赤へと変わっていき、本当に身の危険を感じました。

25分。目的地の工場を発見しました。気が遠くなるほど小さい。それでも歩道の概念が帰ってきたので、安心しながら歩いていました。ぽつ、ぽつと街灯が光るのを感じました。

30分。ようやく到着しました。私の身体を作っている工場、ロボトミー株式会社です。*41

ロボトミー(株)

撮影許可が下りなかったのでイメージ画像です。すみません。

さて、それはともかく。こうしてようやく、古びた骸骨の身体から解放され、クッキーの身体へなることが出来ました。よかったよかった。
身体は前よりも若干重くなりましたが、日光によるダメージを受けなくなったので火炎耐性のポーションが必要なくなりました。
火炎耐性のポーション、結構高いのでそれも相まって「交換した方が良い」と言われていました。LEDみたいな
体が軽いから良いと思っていたんですけどね、やはり背に腹は代えられませんでした。

さて。耐久30分徒歩リターンズです。

やっぱりどう足掻いても逃れられないんです。そしてこの時から気付いたんですが、田舎ってやっぱり謎の飛ぶ虫が本当に多くてきつい。
今まで特に何も感じていなかったのですが、帰りは虫がいるわいるわで非常に鬱陶しかったですね。殺虫剤練り込んでもらった方が良かった

ただまあ、体は重くなっても体力は全回復。途中走ったりなんだりして、30分もかからず、どうにか駅へと戻れました。
そうして、少ない充電で帰宅ルートを調べていると、連絡が来ました。

「長野にいるなら焼きまんじゅう買ってきてくれ」

本気でシバいてやろうかと思いました。

体力は一応あっても精神的には結構きつかったんです。虫がいたり虫がいたり車が横を通ったり虫がいたりで散々だったのに、さらにここから焼きまんじゅうを買いに行けと。

当然死神には逆らえません。私はクソデカため息をついて、帰宅ルートとは真逆の方面へと進むことにしました。

3-3,不思議懐かし老舗の焼きまんじゅう

電車にまた揺られること10分。焼きまんじゅうが買える店の最寄り駅へと到着しました。幸いにも、ここにはバスがあります。それを待って行けば…

「さっき行ったよ。次は30分後だよ」

ウオアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!くそったりゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!*42

キレました。*43なんてタイミングの悪さ。どうやら、駅から降りてトイレへと向かっている間にバスは行ったらしいです。
嘘ではないことを時刻表を見てもう一度確認し、また徒歩10分です。とほほ…

もう辺りは赤どころか黒です。真っ暗です。街灯とか住宅街とかあったので道は明るかったのですが、それよりも車のライトが眩しすぎてすげえきつかったです。
途中で「怒りを笑顔に変換!」という食い物を見かけたような気もしました。どういうのだったかは忘れたんですけど、もしかしたらあれはとある洋菓子さんの祖先だったのかもしれません。*44

さて。暗闇に包まれている中、街灯が少しずつ減っていくのを感じつつ、携帯通信機の指示に従って歩いていくと、とある小さくて古びた店を見つけました。

ようやく辿り着きました。焼きまんじゅうを売っている所です。

どちらかというと土産屋

写真を撮ろうにも暗すぎるのと、撮影の許可が下りないだろうなと思ってやめました。
見た目はかなり古くなった土産屋で、扉は閉まっていました。一応閉店時間まである程度の余裕はあるはずなので「すみませーん」と声をかけて扉を開けてみました。

中は…The生活中、と言わんばかりの内装でした。テーブルにはお茶とリモコンと新聞、壁には雑誌や新聞、段ボールが積まれていました。

…でも、ごみ屋敷という訳ではありません。よく見てみれば、どれもこれもこの店のことを書いているものばかりでした。それだけ長い間やっているのでしょう。
不思議と、私のお祖父さんを思い出しました。実は、私のお祖父さんも同じように店の中に住宅があるタイプで、荷物もよく積んでいたんです。雰囲気もその時と似ていて…
…私のお祖父さんその店はもうなくなってしまっているんですけどね。すみませんね、気にしないでください

「何本だい」

奥の方から声が聞こえました。住宅スペースで新聞紙を読んでいたのでしょう、お爺さんが新聞紙を畳みながら現れました。
5本お持ち帰りで、と答えると、お爺さんは「テイクアウトね、ちょっと座って待っててな」と言って奥へと行ってしまいました。テイクアウト、知ってるんだ…

ぼーっとしながらテレビを見れば、日本がWBCで優勝をしたという報道がされていました。そういえば、電車でも高校生たちがきゃーきゃーと喜んでいた気がしました。

奥から、ぱちぱちという火の音にようやく気付きました。少し覗いてみると、焼きまんじゅうを串に刺して焼いている最中でした。その顔は真剣で、壁に合った若いころの写真と変わっていないような気がしました。

…実は、それほどここまでの記憶は覚えてないんです。眠気というのもあって、覚えていることは夢だったのか本当だったのかちょっと不明なんです。
さて。気づけば焼きまんじゅうは出来ていて、支払い、というところでした。

「ぺいぺい使えるよ」

目が覚めました。この老舗、かなりのプロでした。PayPayで支払って、その後のくじ引きで3等を当てて二人で喜びました。最近は忙しくてこういうのも見る暇ねえんだ、って笑ってた

そんなこんなで、ちょっぴり不思議な老舗と別れを告げ、焼きまんじゅうの匂いでお腹を空かせながら駅へと歩いて向かいました。
…まあ、駅で2時間半。気を付けながら、と思いながら電車に揺られて、乗り換えの時でした。電車を待って、いざ時刻となったのですが来なかったんですよね。

一つ橋を越えた先のホームの電車が出発しました。

ホームの場所ぐらい書いてくれ。


4,それ以外の細々としたこと

…ということで、結局10時過ぎに帰宅出来て、これにて私の旅は終わりを迎えたんですけど。
それ以降は仕事とかだらだらしていたりするだけだったんですけど、一応それ以外にもやっていることって色々あるんですよ。

あと身体変えたことで少し生活変わったりしたり色々あるので、それを箇条書きにでもして紹介しようかなとか思います。
ゲームの内容とか色々あるので、大体分からないと思います。
<アップデート内容>
・体がクッキーになりました。それに伴い、回避率と防御力が低下し、体力回復速度と最大体力が上昇しました。微々たる差なので実質的な弱体化

スマホ版のVampire Survivorを裏実績含め完全攻略しました。テンプレートは魔法の杖、炎の杖、十字架、雷、斧の進化セットにマグネット、そして魔法跳弾と数増加です。パワー!*45

・ブルアカでは天才美少女やヴェリタス副部長、姫(二人)に厄災の狐さん、もうおしまいださんをお迎えしました。虚無の方の姫さんに少し目線が惹かれてしまいました。それ以外は誰もPUお迎えできていません

・近々部屋をリニューアルします。そのため、4/3~5はメンテナンス期間になり、創作活動が出来ません。言い訳ではありません

・Hypixel SkyblockでHyperionを手に入れました。アビリティまだつけてないです。金がないんだって

・復帰漫画を描きました。復帰が遅れた理由はこの漫画を描き上げることに苦労していたからというのもあるので見ていってください。要望があれば、後ろの生徒たちのみのイラストも投稿するつもりです。そもそもこのブログが復帰漫画見た前提なんだけどサ

・小説を2つほど同時に執筆中です。嘘です。本当は行き詰まっているだけです。現在書いているものは、レイサのなでなでと、おしゃべりロボットヒビキです。別世界線の私からの情報では、それ以外にも3つほど執筆しているとのことです。バカちゃう?

・マシュマロとお題箱を開きました。送られたからと言って何かするとは限りませんが、ツイートするほどでもないなと思ったらここにでも投げ込んでください。私が微笑みます。低確率で何か生み出すかもしれません。ガチャ?

・PCモニターが2倍ぐらいデカくなりました。19インチから28インチです。元々があまりにも小さすぎて、モニターがデカくなったことで非常に見にくいです。

・SteamでHuman:Fall Flatを購入しました。ふにゃふにゃ人間で冒険します。一緒にやりませんか、奈落に叩き落したいので。嘘なので暇な方一緒にやりましょう

・ブルアカTRPGのシナリオを作りましたが公開していません。出せ!出せ!って脅されたら出すかもしれないし出さないかもしれません。*46

・私の抜け殻である骸骨の身体は、元の持ち主であった旅骨菓変に返すことになりました。そのことについて知りたい場合は、また別の世界線の私にお声掛けください。私本人では対応が出来ないので。

・いつか本を書きたいと思いながら足を踏み出せないままでいます。期間までに書ききる!というのは私が一番苦手としているので…*47

以上がアップデート内容となります。


5,最後に

改めて、こんな長文ブログを読んでいただきありがとうございました。*48

…本当のことを言うと、ここに戻るのにも若干の抵抗がありました。それはやはり無視だとか忘れられてるだとかそういった孤独への恐怖です。失踪している間はずっと孤独だっただろ

それでも、まあ。帰ってきて、やっぱり良かったな~とかそんなことを思いました。TLが爆速すぎて眩暈がしましたよ。一分放置する度に新しいので埋め尽くされるんですから。RTの表示が大半だったりするんですけど

創作活動については、やっぱり自分の気が向いた時にでもぼちぼち書こうと思っています。創作を義務だと思い込むと、どうしても筆が止まってしまうんです。
今も小説どうしようってずっと悩んでいたりします。妄想が出来ないとどうしても書けないんです。勢いだけで書いてきた弊害

まあ、そんなこんなで、ぼちぼちこのブログを終わりにして、光輪大祭の中身を見ようかなとかそんなことを思いました。

それでは皆さん、またTLでお会いしましょう。

永遠に旅人であれ!*49

画像引用元:いらすとや(https://www.irasutoya.com/)
スペシャルサンクス:読んでくれた君

…君、よくここを見ようと思ったね。ゲームとかでも「何かない?」とか言って村人殴ったりしていないかい?
地下世界のゲームでGルート最初に選んだりしたかい?
特に何もないさ。ここには。

今後予定していることとかあればここにこっそり書いても良かったんだけど、本当に何もないからね。書きようがない。
まあ、まだ読んでいるということは君はよっぽどの物好きなんだろう。それだけ情報に飢えているなら、TLでも確認しに行ったらどうだい?おすすめの欄とかさ。
それでも見たいって言うのかい?君は本を読むことすらしないのかい?支部に投稿されてる小説とか見ている方がよっぽどためになると思うんだけどね。
…仕方ない。別世界線の私について話してあげるよ。一応、今交流があるのは2人だよ。一次創作世界線の私と、えっ創作世界線の私だ。もうそれだけでいいだろう。ほら、帰った帰った。その名前までは明かさないよ。


いいからとっとと帰るんだ。

*1:今から自己満足ブログを書きま~す!

*2:これでもかってくらい粉々のクッキー

*3:賢者タイムではない

*4:菓変'zzzで検索ゥ!

*5:賢者タイムじゃないって!

*6:えへっ

*7:ツイートで嘘をついているのを見て大きな声を出した

*8:私の元住居は仮眠室です

*9:髭のおっさんのバッジみてーな名前

*10:ヨホホホ~~~ッ

*11:なんで負けたか明日まで考えといてください

*12:私はAndroid派です

*13:あなたが皆をこんなツイートでだまし、期待を破壊したからです

*14:わしわしとした欺瞞

*15:行くぜ東北♪

*16:見ろ!人が塵のようだ!

*17:耐久が2しかないので大体の攻撃で死ぬ

*18:ゴツゴツのアハンってなんだよ?えっじゃん

*19:アリス知ってます!光の剣の力を思い知らせる時です!

*20:うわーん!もうおしまいだー!

*21:今日の飲み物はアクエリアスです

*22:必ずかの体力不足の死神をシバかねばならないと誓った

*23:空は飛ばない

*24:私の耐久は1減りました

*25:耐久が1回復

*26:ちなみに、死神が仕事をしている所はぜひサブ垢で

*27:空は飛ばない

*28:ロードランナーだッッ!!!!

*29:二回も!?

*30:抱き枕にしたいですね、浪漫探求者さん

*31:ケツワープは法律で禁止されていた

*32:耐久は減らずに済みました

*33:私は笑ってました

*34:だから事前にマップを確認する必要があったわけなんですね

*35:分かってんのか!?迷子が生まれたのは人間が効率に甘えたからだろ!

*36:毎日は食わない

*37:キンキンに冷えてやがるぜ

*38:性癖は透き通らんでいい!

*39:あと一年で40周年らしいですね

*40:ヘイローはついてないって

*41:奇妙なモンスターを飼ってはいません

*42:これには流石の私も持っていた契約書を破りたくなった

*43:クッキーには時間が分からぬ

*44:

*45:ヤーーーーー!!!!!!!!!!!!

*46:DDD思い出すな…

*47:いつかの私がやってくれるでしょう

*48:ここまで飛ばしただなんて言わないよな?この脚注のためだけに?

*49:Be a Traveler Forever.